碧の世界へ ~安曇野・黒部 水紀行 1日目~

大王わさび農場

梅雨真っ只中の6月下旬、会社の仲間と信州・黒部旅行へと行きました。今回の目的は、以前スキーで泊った白馬のプチホテルでのグルメと、黒部ダム。車でなければなかなか行けない場所ということもあり、黒部ダムは今回が初。否が応にも気持ちが高ぶります。

中央道をひた走り、豊科ICで高速を降ります。今回の旅はここ、『大王わさび農場』からスタート。初めて訪れる大規模なわさび田に、期待が膨らみます。

梅雨時の大王わさび農場わさび田

一歩中へ入ると、大きなわさび田がいくつも広がっています。残念ながらネットが掛けられ中の様子を見ることができませんが、隙間から覗くと、わさびが植えられている部分とそうでない部分があり、収穫したら次の場所へ、というように順番に使われているのでしょう。あまりにも巨大なわさび田。一体年間どれほどのわさびが収穫されるのでしょうか。

大王わさび農場で岩魚の塩焼きとわさびビール

ここで頂いたのが、岩魚の塩焼きとわさびビール。注文を受けてからその場で焼く岩魚は、ふっくらジューシーでとても美味。観光地に良くある、焼いて待ってました!という岩魚の塩焼きにはマネのできないジューシーさ。

そして緑色の不思議なわさびビール。上に掛かっている粉はわさびの葉かなにかの粉末でしょうか。口に含むとビール独特のほろ苦さと、わさびの緑の風味が広がり、今まで味わったことの無い感覚。

大王わさび農場岩魚を狙うにゃんこ

僕らが岩魚を食べているのを察知して、ニャンコが傍でぴったりマーク。おこぼれがもらえないかと、周りをウロウロしながら積極的にアピール。本当に猫は魚が好きなんですね。

大王わさび農場を流れるきれいな湧き水

美味しい岩魚とわさびビールを堪能し、再び園内の散策。清流でしか育たないといわれるわさび、流れる水はさすがに澄みきっています。

この近くでは新しい耕作場所を作る作業が行なわれており、手際よく畝が作られていきます。わさび田をよく見ると、大きな川状に流れる水路から、砂利の畝を浸透して水が適度に分配されているようで、きっとその作業には熟練の技が必要なのでしょう、みたところ全部手作業で行なわれていました。

大王わさび農場淵と水車

農場の横には豊富な水量を誇る川が流れていました。深い緑の川に水車、どこかの昔話に出てきそうな、淵という表現がぴったりの風景。今にもカッパが出てきそうです。

大王わさび農場わさびソフト

一通り散策を終え、売店でわさびソフトを購入。淡い緑色のソフトクリームに、細かいわさびの粒が入っています。その粒々のわさびを噛んだときにふんわりわさびが香る感覚で、思ったよりもまろやかでやさしい味。

途中生わさびを売っている売店の方が、おろしたてのわさびをトッピングしてくれました。そのわさびと一緒に食べるとまた違った味になり、わさびの風味の奥深さを満喫できる、そんな一品。

信州白馬五竜プチホテルあるむ

わさび田の雄大な景色とキリリとするわさびの風味を愉しみ、一路今夜の宿のある白馬五竜へと向かいます。

今回宿泊するのは、五竜スキー場近くにある、『プチホテルあるむ』。前回春スキーでお世話になった際に、お料理の美味しさとコストパフォーマンスの高さに感動し、同行の仲間と再訪を決めた宿です。今回はグルメプランを予約し、信州牛の料理が一品追加されるので、今から夕食が楽しみです。

白馬五竜プチホテルあるむサラダ

いよいよ待ちに待った夕食。まずはサラダから。大ぶりの海老がたっぷり入っており、トマトとキュウリといった夏先取りの野菜と一緒に、オイル系のシンプルなドレッシングで和えられています。海老のプリっとした食感とキュウリのシャキシャキ感がいいコントラストとなっています。

白馬五竜プチホテルあるむ自家製生ハム

続いては自家製の生ハム。絶妙な塩加減で、添えられたたまねぎのマリネとも好相性。

アルプスワイン松本平ブラッククイーン

美味しいサラダに絶品生ハムときたら、これはワインを頼まない訳にはいきません。今回は長野のワイナリー、アルプスワインが造る、松本平ブラッククイーンを注文。長野県産のぶどうが使われている、正真正銘の長野ワインです。

このワインは、前回来たときに飲んでからすっかりファンになったもので、国産ワインにもかかわらずしっかりとした飲み口で、それでいてお値ごろ。日本の味覚に日本のワイン、地酒もいいですが地ワインもいいものです。

白馬五竜プチホテルあるむスー

続いてスープ。シンプルかつあっさりとした味付けのスープは素材の旨みをしっかりと感じられ、お口も心も満たされていくかのようなやさしい味。

白馬五竜プチホテルあるむ舌平目のムニエル

お次は舌平目のムニエル。外はパリっと、中はふんわりと焼かれた白身に、程よいコクのクリーム系のソースがベストマッチ。ソースに混ぜられているネギもいいアクセントとなっています。

白馬五竜プチホテルあるむキュウリの浅漬け

ご飯のお供として出てきた、キュウリの浅漬け。これまた絶品で、みょうがの香る爽やかな美味しさは、これだけでご飯がいくらでも食べられてしまいそう。

白馬五竜プチホテルあるむ信州牛炙りステーキとたたき

そしてこちらがお待ち兼ねの信州牛。今回はグルメプランということで、普段は1種類しか出てこないところを、炙り(ステーキ)とたたき、2つの味で楽しむことができました。

赤身が美味しいお肉ということで、周りを香ばしく、中はレアに仕上げられたステーキは、一口噛めば濃厚な牛の旨みが口中に広がる逸品。大きな塊肉を丸ごと焼き、それを切り分けることで、しっかりと肉汁が閉じ込められています。

ソースは赤ワインにわさびを隠し味として加えたものだそうで、わさびが味の輪郭をキリッと引き締めています。

そして牛のたたきもこれまた絶品。薄めに切られたそれを口に入れれば、脂と一緒に旨みがジュワっと溶け出してきます。同じ牛でも調理法でこれほど違うおいしさを楽しめるのかと、食の楽しさを再認識できる、そんな一皿。

こちらのお料理は、一つひとつしっかり手作りされているのが感じられつつ、余計な手の掛け方はしない、素材を活かした美味しさが楽しめるのが好きなところ。

前回も、今回も、本当に美味しいものばかり。ご主人のお人柄が表れているかのような、こころが和むようなお皿の数々を堪能し、白馬の夜は更けて行くのでした。

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碧の世界へ~安曇野・黒部 水紀行~
ダイナミックな黒四ダムの観光放流
2010.6 長野/富山
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