錦秋の岩代路 ~秋の福島ひとり歩き 4日目 ②~

道の駅つちゆ

岳からのんびり紅葉を楽しみつつ歩くこと2時間と少し。時刻はちょうどお昼時なので、『道の駅つちゆ』でお昼休憩をとることに。ここは大人気の道の駅のようで、平日というのにひっきりなしに車やバイクが入ってきます。

道の駅つちゆから吾妻連峰を望む

道の駅からはもくもくと水蒸気を上げる一切経山を始めとする吾妻連峰を望むことができます。

あの山中には、秘湯の一軒宿が点在する土湯峠温泉郷があります。車が無いとなかなか行けない場所なので、いつかは行きたいと願っている憧れの場所。立ち上る水蒸気が、山の温泉の濃さを容易に想像させてくれます。

道の駅つちゆ秋空の下で舞茸づくしセット

この道の駅は食事メニューが充実しており、何を食べようか目移りしてしまいます。そこで頼んだのが、期間限定の舞茸づくしのセット。舞茸のてんぷらや炊き込みご飯の他に、温泉卵やこんにゃくの田楽など地の食材を楽しませてくれるセットです。

てんぷらにされた立派な舞茸は、一口噛めば心地良い歯ざわりの後に旨味の詰まったジュースが溢れてきます。注文ごとに揚げているので、衣はサクサク、中は熱々。このてんぷらだけでも十分舞茸を堪能できるほど。この肉厚な舞茸、栽培物でしょうがスーパーで買うものとは全く違います。

舞茸ご飯もしっかり舞茸の風味が感じられる一品。おそばも道の駅のものにしてはしっかり美味しい。土湯温泉名物のこんにゃくはブリンブリンの食感が美味。温泉卵も黄身が濃厚な昔ながらの美味しさ。

道の駅つちゆ大パノラマを楽しみながら食事

そして一番はこの景色!このパノラマを眺めながらの食事は、普段の何倍もの美味しさに感じます。

僕は免許をもっていないので、道の駅はあまり利用したことはありません。ですから食事もあまり期待していなかったのですが、ここのはきちんと美味しく調理されていました。大ぶりな舞茸、美味しかったなぁ・・・。

と、そんな料理を出されてやっぱり欲しくなるのが日本酒。ここの売店で売っていた大七生もと純米を、この青空の下ちびりちびりやるのでした。(日本酒飲んでる!と目を丸くしてたおじさん、歩き旅の特権ですよ~♪)

道の駅つちゆから土湯温泉方面へ

道の駅ですっかりガソリン補給し、足取りは軽やか。吾妻連峰を正面に捉え、ゆったり下る広い道をのんびり歩きます。

秋色に染まる福島の山並み

写真では伝わり辛いとは思いますが、視界に入る山々は全て見事な紅葉に包まれています。色とりどりに彩られる姿は、まるで山に絵の具をこぼしたかのよう。

土湯新道旧道分岐点看板

長い下り坂を進み続けると、妙にだだっ広い変則十字路に出会います。今までの感じとは全く違うので、まず簡単に気付けると思います。

脇を見ると、こんな看板が。歩行者や自転車はバイパスのトンネルが通行禁止のため、旧道を行ってくださいとのこと。携帯でルートの下調べは軽くしていましたが、これは予想していなかった展開。

土湯温泉方面への歩行者は旧道へ

歩行者はここで右折。右側の下る道へと進路をとります。(※ここ、大事!!!!

静かな旧道を土湯温泉方面へ

旧道に入ると一気に交通量が減り、静かな環境の中歩くことができます。両側には引き続き美しい紅葉が。

色づく木々と銀のすすき秋の彩

銀の穂をきらきらと揺らすすすきの先には、なだらかな裾野を落とす山々の姿が。傾きかけた太陽が、より一層その輝きを増しています。

ここまで来れば、土湯温泉まであと少し。残りの力を振り絞り、今夜の宿を目指します。(何で力を振り絞ることになったのか。その秘密は次回、絶景と共に白状します。)

錦秋の岩代路~秋の福島ひとり歩き~
燃えるような紅葉に包まれた安達太良山
2011.10 福島
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