白銀への鉄路 ~列車で行く北海道 スキーとグルメの旅 2日目 ②~

雪の倶知安駅

東京を出発してほぼ一日がかり、ニセコグランヒラフスキー場の最寄駅である倶知安駅に到着。本当の最寄り駅は隣の比羅夫駅なのですが、現在は路線バスが無く、タクシーを呼ぶしかない無人駅。公共交通機関を利用するなら、この倶知安駅が便利です。

ニセコバスでグランヒラフへ

30分ほど待った後、『ニセコバス』に乗車して一路グランヒラフへ。このバスもあまり本数がないので、きっちり調べるのが得策です。

ここからホテルの最寄であるひらふウェルカムセンターまでは20分程度。ニセコユナイテッドのスキー場の中では、一番鉄道駅からの便が良いのではないでしょうか。

雪のジェイファーストニセコ

今年もやって参りました!!いよいよお気に入りのホテル、「J-FIRSTニセコ」(廃業)に到着です。ここへ来るのは2年振り、6度目。もう僕の冬には欠かせない場所となっています。

毎回ここに立つと「あぁ、また来ることができた・・・。」と喜びに浸るのですが、今回のようにハプニングを乗り越え、列車を乗り継ぎ遠路はるばるやって来ると、その感慨もひとしお。

今までの飛行機移動では感じられなかったニセコの遠さ、そしてここへ来ることの貴重さを改めて強く感じます。

北海道に来たらやっぱりサッポロクラシック

早速チェックインし、宅急便を受け取り荷物の整理。15時過ぎに到着したので、滑るのは明日からにします。

一通り整理を終え、落ち着いたところでお気に入りの露天風呂へ。ここの露天風呂はお湯良し、広さ良し、ロケーション良しの3拍子揃った、ある意味僕の理想の露天風呂の一つ。お風呂の詳しいご紹介は、3日目の記事でしたいと思います。

2年振りのお湯を大満喫して茹だった体を冷ましてくれるのは、やっぱりサッポロクラシック!記念すべきこの旅最初のクラシックです。渇いた喉に流し込めば、染み渡るあの旨さ。

クラシックの旨さは僕のDNAがしっかりと覚えており、飲んだ瞬間、「やっぱりコレッ!」と感激が電気のように走ります。美味しいビールは数あれど、僕はこれが一番のお気に入り。北海道に来ないと飲めないのが残念で仕方ありません。

ジェイファーストニセコ前菜二種盛り

お風呂とビールで長旅の疲れを癒し、お腹がすいたところで夕食へ。僕がここのホテルで楽しみにしているものの一つです。

まずは前菜の二種盛り。この日は八幡巻きと鮭の南蛮漬けでした。南蛮漬けが特に美味しく、酸っぱすぎず丁度良い酢加減。さっぱりと鮭の旨さを楽しめるひと品で、日本酒にぴったり。

ジェイファーストニセコお刺身

続いてお刺身。この日は帆立とサーモンという北海道らしい組み合わせ。これをつまみにまた日本酒をちびり。今回も男山純米生もとの一升瓶をボトルキープしました。北海道に来たら、やっぱり北海道のお酒です。

ジェイファーストニセコスモークチキンのサラダ

こちらはスモークチキンのサラダ。パリパリの野菜の上に、ほんのり香ばしくスモークされた鶏が載っており、相性ぴったり。掛かっているドレッシングも、野菜や鶏の味を邪魔しない塩梅。野菜が不足しがちな旅先には嬉しいひと品です。

ジェイファーストニセコ麻婆ふろふき大根

続いて麻婆ふろふき大根。これ、すっかり気に入りました。だしがしっかり中まで浸みた大根に、ちょっと甘めのピリ辛肉味噌がよく合います。これは今度家でも試してみたい。

ジェイファーストニセコ海鮮鍋

こちらは海鮮鍋。帆立やかになど、北海道らしい魚介の入った、塩味のさっぱりとしたお鍋。

このホテルは、お鍋がお味噌汁代わりという一風変わった献立なのですが、そう言うだけあり、だしも飲めるくらいの丁度いい濃さ。和洋折衷、色々なものを少しずつ楽しめるのがいいですね。

ジェイファーストニセコ留寿都産もち豚のローストポーク

本日のメインは、留寿都産もち豚のローストポーク。一見厚めの脂が付いているので脂っぽいのかな?と思いますが、この脂こそが美味。

豚特有のコクのある甘さを持った脂で、そのくせ豚臭さが無い。厚めに切られたお肉にナイフを入れれば、すっと切れる柔らかさで、これは旨い!

掛かっているソースも美味しく、敷いてあるマッシュポテトを一緒に頬張れば、北海道の大地の恵みを感じられること間違いなし。

このあと、自社農園で栽培した蘭越米、ほしのゆめをたらふく食べてご馳走さま。このホテルは自社農園を持っており、料理に色々と使われているとのこと。確かに、野菜が本当に美味しい。

北海道といえば海の幸に目が行きがちですが、野菜の美味しさも抜群なのです。そんな北海道の山海の幸を堪能し、お腹も心も大いに満たされました。

ジェイファーストニセコロビーの暖炉

部屋に戻る前に、お気に入りの場所で一息つきます。パチパチと薪が燃える暖炉を眺めていると、心の芯まで温まるかのよう。

お店やホテルなどは、色々と進化していかなければならない場合もあるでしょうが、僕はここの何度来ても変わらない安定感が大好き。

この安らぎを求めて来るのだから、ここはずっとこうであって欲しい。そんな願望を毎回裏切らずに叶えてくれる、そんなホテル。

お部屋や設備はリゾートホテルには敵いませんが、僕はそれ以上の魅力をこのホテルに感じています。だからこそ、いつもニセコに来てしまうのです。

ジェイファーストニセコで日本最北の純米酒北吹雪

部屋に戻りお腹を落ち着け、再びお風呂へ。湯上りにはお楽しみの日本酒タイムです。今日のお供は、高砂酒造の北吹雪。ラベルに書いてある「日本最北の純米酒」というフレーズに魅かれて購入。

このお酒は、日本で最北の米どころ、遠別町産のもち米を100%使用したという珍しいお酒で、ひと言で言えば個性的。

口に含むと酒粕の香りがほわっと広がり、鼻へと抜けていきます。そして、もち米と言われて納得するような甘味とコクがある、まったりとしたお酒。これは今まで飲んだことの無い面白いタイプ美味しくペロッと飲んでしまいました。

ほろ酔いで眺める雪景色。今年のニセコは雪がたっぷり。明日からの滑りに大いなる期待を抱くのでした。

白銀への鉄路 ~列車で行く北海道 スキーとグルメの旅~
羊蹄山に登る冬の朝日
2011.2 青森/北海道
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