白銀への鉄路 ~列車で行く北海道 スキーとグルメの旅 4日目 ①~

冬の朝の羊蹄山

昨日は久々のニセコの滑りを堪能し、すっかり疲れていたのでぐっすりと眠れました。気持ちの良い目覚めに見る、気持ちの良い景色。羊蹄山の左側がうっすらとオレンジ色に染まっています。今日の予報は晴れ。その予感を感じさせる爽やかな夜明けです。

ニセコグランヒラフスキー場白い恋人温度計

納豆、たらこ、松前漬・・・。ご飯の誘惑に負けないよう、なんとかお茶碗2杯で我慢をし、お腹に余裕を持たせてのスタート。満腹まで食べると、滑るのがこれまた結構きついのです。

気温は昨日と同じくらいですが、風も弱く視界も良好。これは良いコンディションで滑ることができそうと、期待に胸が膨らみます。

ニセコグランヒラフキング第3トリプル横のコース

昨日は動いていなかった、フード付が嬉しいキング第3トリプルに乗車。ここは下車後2方向へ行くことができ、右へ行けば圧雪された程よい斜面が、左へ行けばフカフカの雪が積もる谷のコースになります。

昨日は下のほうで圧雪されたコースを行ったりきたりしていたので、しばらくはこのフカフカの谷コースを往復して遊びます。

ここも毎回滑るコースですが、今年は雪が多く、コブも柔らかくて思ったほど気になりません。うぅ~ん!本当に気持ちいい!やっぱりニセコは最高です。

ニセコグランヒラフエース第3ペア横のコース

キングラインでしばらく遊び、11時前にエースラインへと移動。クワッドを降りた先にあるエース第3ペアに乗車し遊びます。ここはコースとコースの間、白樺の間を縫うように滑ることができる非圧雪ゾーンがあり、ここがまた格別。

写真で伝わるかは微妙ですが、マシュマロ、いや、メレンゲのようなきめの細かいふわふわの軽い雪がたっぷりと積もっています。

下手くそな僕でも、少しの後傾姿勢の維持さえ気を付けていれば、埋もれることなく止まることなく、気持ちよく滑り降りることができます。

ブーツまで埋もれてしまうほどの軽くて深い雪。新雪下で音も無くスキーが舵を切ってゆく感触を、心ゆくまで静かに感じます。

昨年行った安比の、きれいに整地された粉雪とは全く違う感触。ニセコも安比も、どちらも比べられない良さがあります。

冬の晴れ間ニセコグランヒラフゲレンデ

滑り降りてきた斜面越しに見る青空。手が届きそうなほど近い場所を、雲がゆっくりと流れていきます。

モッコモコの雪とスカイブルー、そして流れる雲の競演は、ゲレンデに立つ者にしか見ることのできない、極上の世界。社会人になってスキーに目覚めて良かった!本当にそう思える瞬間です。

ニセコグランヒラフスキー場エースヒルでハートランド生ビール

久々のニセコの極上パウダーを体全体で味わい、一段落したところでお昼の休憩へ。今日はエースヒルでお昼を摂ることにしました。

ここの生ビールは、キリンのハートランド。瓶ではたまに見かけますが、ハートランドの生はあまり見かけません。

ニセコグランヒラフスキー場エースヒル大人のペペロンチーノと赤ワイン

エースヒルは、どちらかと言うと外国の方向けのメニュー。パスタやシチュー、サンドというラインナップです。

僕が注文したのは、大人のペペロンチーノ。ぺペロン好きの僕にとっては頼まないわけにいきません。1300円と少々お高めですが、サラダと小さいパンが付いてきます。

生パスタを使っているというだけあり、麺は結構食べ応えのあるもちもち感。ゲレンデのパスタのレベルを超えていると言えます。

ニンニクや鷹の爪の風味もしっかりと出ており、ワインと合わせればここがスキー場の食堂、ということを忘れてしまいそう。パンも少しの塩気が丁度良い美味しいもの。見た目以上に食べ応えがあり、満足感をしっかり感じることができます。

ニセコグランヒラフスキー場エースヒル窓の外はウィンターリゾート

ペペロンチーノに赤ワインでほんのり良い気分の昼下がり。窓の外に広がるのは、青い空の下に広がるニセコの大自然。これでもか、というほどのスノーリゾートの雰囲気を思いっきり楽しみます。

視界が晴れ姿を現したニセコアンヌプリ頂上

天気が更に良くなってきたので、午後もがっつり滑ることにします。アンヌプリの山頂もしっかりと姿を現しました。

晴天のニセコスキー場から眺める羊蹄山

何本か滑っているうちに、雄大な羊蹄山の山体の全貌が明らかに。純白の粉雪越しに見る、裾野の広がるその姿は、神々しさすら感じさせます。

気まぐれな羊蹄山。これほどまでにきれいに見えたのはどれくらいぶりでしょう。足だけでなく、目にも楽しいグランヒラフ。この景色を見てしまうと、ニセコの虜にならずにはいられません。

羊蹄山を眺めながら滑るニセコグランヒラフスキー場ゲレンデ

一度視界が晴れれば、どこにいても羊蹄山を正面に捉えて滑り降りる格好に。コースの状態や木々の立ち方で、様々な表情を見せるゲレンデの美しさ。飽きることなく、いつまでもいつまでも、この雄大な眺めとフカフカな雪を楽しみます。

羊蹄山を見下ろすゲレンデ

見渡す限りの大地の中にドンと鎮座する羊蹄山。青いグラデーションの背景が、そのシルエットをより一層艶やかなものにします。

裾野を広げる雪化粧の羊蹄山

今年は寝台列車での移動のため、スキーは正味丸2日間だけ。つまり今日が最終日。思い残すことの無いよう、繰り返し繰り返し滑ります。

気が付けば日は傾きつつあり、夕方の空へ変化する途中。夕刻のこの少し寂しい雰囲気のゲレンデも、意外と好き。ニセコの記憶を体と心に刻みつつ、残り数本を大切に滑り、今年のニセコスキーは終了。

日数は短いものでしたが、雪質と天気のメリハリはバッチリ。久々に、初めてニセコを訪れたときの感動が甦る、そんな最高な2日間でした。そんな心地良い余韻に浸りつつ、ホテルへと戻ります。

白銀への鉄路 ~列車で行く北海道 スキーとグルメの旅~
羊蹄山に登る冬の朝日
2011.2 青森/北海道
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