冬の北国ひとり旅 ~1日目 ②~

冬の函館キハ183系北斗とキハ40

函館からは、ディーゼル特急北斗に乗り換え。ホームに響くディーゼルエンジンの音を聞くと、北海道に来たんだと実感が湧きます。噴火湾をイメージしたブルーが、青い空と白い雪にぴったりとマッチしています。

北斗車窓からの雪原と駒ヶ岳

函館を出発して程なく、活火山の駒ケ岳が姿を現します。駒ケ岳の他に、これから向かう洞爺湖に近い有珠山や、樽前山など、火山が多いことから噴火湾の名が付けられました。

洞爺駅

白銀の世界に包まれた車窓を眺めているうちに、本日の目的地である洞爺湖温泉の最寄り駅、洞爺駅に到着。東京駅からたった2回の乗換えでここまで来ることができます。線路で繋がるって、本当に大切なことです。

道南バス

洞爺湖温泉へは、駅前から『道南バス』を利用します。乗車時間は15分程度。北海道にしては本数もあるので、車が無くても行きやすい場所です。

冬の洞爺湖温泉バスターミナル

家を出てから11時間、ついに洞爺湖温泉に到着。飛行機でひとっ飛びしてしまえば時間は有効活用できるかもしれませんが、この目的地に着いたときの「着いた感」は列車旅ならでは。

冬夕刻の洞爺湖

洞爺湖温泉バスターミナルからすぐのところに、洞爺湖が広がっています。洞爺湖は中島と呼ばれる島を真ん中に持つ、ドーナツ型のカルデラ湖。支笏湖と並んで、日本の不凍湖の最北限とされています。深い色をした湖水に浮かぶ中島が、夕日を受けて美しく輝いています。

洞爺山水ホテル和風

冷たい風に吹かれながら湖畔を散策し、体が冷えたところで、今夜の宿『洞爺山水ホテル和風』にチェックイン。実はこの宿、小学生の頃に来たことのある宿。リニューアルされているので、どんな宿に生まれ変わっているのかワクワクしながら入ります。

洞爺山水ホテル和風客室

館内は新築のようにリニューアルされ、和モダンな雰囲気。お部屋もとてもきれいになっています。

洞爺山水ホテル和風客室からの洞爺湖

広い窓からは、温泉街越しに湖水が見えます。遠くの山々の縁が淡いピンク色に染まり、もうまもなく、夕闇が訪れます。

洞爺湖温泉湯上がりのサッポロクラシック

チェックインしたらすぐに温泉へ。ここは2ヶ所の大浴場があり、男女入替制になっています。チェックイン時は、大理石造りの大浴場が男湯になっており、そちらの露天風呂は冬季閉鎖中。露天風呂は後の楽しみとして取っておき、まずは座りっぱなしだった体をじっくりと癒します。

そして風呂上りはもちろんビール!今回初のサッポロクラシックです。もう北海道に来たらこれに限ります。旨い、何度飲んでも旨すぎです。

洞爺山水ホテル和風夕食

湯上りにビールという至福の時間を過ごしているうちに、夕食の時間となりました。食卓には前菜やお鍋、お刺身などさまざまな料理が並びます。その中でもカレイの唐揚げは北海道らしいひと品。サクッと揚げられており、骨までせんべいのようにして食べられます。

今回は下から2番目のプランだったので、かなりのお安さ。それにも関わらずこのボリュームには驚きました。そしてひとり旅にはありがたい部屋食。一人ぼっちでレストランで食べるよりは、気兼ねなくゆっくり食事できる部屋食がいいですね。

洞爺山水ホテル和風ほたて釜めし

ご飯は、食卓で炊き上げる帆立の釜飯。炊きたての熱々が嬉しいところです。お酒を飲んだ後の〆に、丁度良く味付けされた釜飯はピッタリです。

洞爺山水ホテル和風夜の大浴場

お腹もいっぱいになり、部屋でゆっくり一休み。落ち着いたところで、いよいよ露天風呂のある大浴場へと向かいます。

こちらの浴室はひのき作りで、いい香りが漂う心地いい空間になっています。露天風呂は竹が植えられた坪庭風で、落ち着いた雰囲気の中じっくりと湯浴みを楽しむことができる造り。

肝心の温泉ですが、このホテルは源泉掛け流しのしっかりとした温泉。茶色のにごり湯が滔々と掛け流されています。一目見ただけでも成分の濃そうな温泉は、肌へのなじみがとても良く、湯上りに汗が止まらなくなるほど温まります。印象としては、伊香保温泉に近いような感じのお湯。

以前の洞爺湖温泉は無色透明のお湯だった記憶がありますが、2000年の有珠山噴火により、泉温、泉質、湯量全てが良くなったとのこと。噴火は非常に恐ろしいものですが、このような恵みももたらしてくれます。まさに生きている大地に湧く温泉です。

あまりの温泉の気持ちよさに、何度も部屋とお風呂を行き来してしまいました。日頃の疲れがすっかり取れ、ぐっすりと眠れました。

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冬の北国ひとり旅
札幌駅に入線する北斗星DD51重連
2010.1 北海道
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