北帰行 ~往路 ②~ | 旅は未知連れ酔わな酒

北帰行 ~往路 ②~

八戸駅485系白鳥 旅行記

3時間と少しの新幹線の旅も終わり、八戸に到着。ここから特急「白鳥」に乗車します。函館まで3時間強掛かります。

東京駅はせがわ酒店かっぱ1合瓶
白鳥号車内で開けたのが、「米鶴かっぱ」、山形の高畠町、米鶴酒造のお酒です。
これぞ東北の酒!!というような辛口。水のように軽くキレのあるのみ口なんですが、鼻にガツンと抜けてくる。辛くてうまい!

在りし日の東北本線(青い森鉄道線)
白鳥の車窓から。東北本線は写真のように上下線が離れて通っている箇所が多くあります。
東北本線は歴史が古く、もともとは明治時代に私鉄の「日本鉄道」が敷設した路線です。
その後改良を重ね、もともとは単線だったものを複線にするためにもう1本線路を引きました。
東北は山がちで、すぐ横に線路を追加できるような地形ではなかったのでしょう。先人たちが苦労した後がうかがえます。

僕はやっぱり北への旅が好き。東北新幹線は懐が深いって言うか、いろんな人が乗っています。
ビジネスマンに旅行者、帰省の人など様々。車内の雰囲気は、東海道新幹線のビジネスマンが幅を利かしているそれとはちがい、なんともほのぼのとしたいい雰囲気。
タイプの違う人々が、それぞれの過ごし方を楽しんでいます。
そして今乗っている白鳥号。乗り換えると一気に東北に来たという実感に包まれます。
あったかい東北訛りに雪景色。冬景色の中を自ら巻き上げた氷雪を浴びながら疾走する音。在来線ならではの旅です。

八戸小唄寿司中身
お昼も過ぎ、おなかがすいたので駅弁を買うことに。車内販売で「八戸小唄寿司」を購入しました。
鮭と鯖の正方形の押し寿司を、三味線のばちに似せたへらで切りながらいただきます。これがまた見たとおりというか、安心できる味でお気に入り。

函館駅キハ183北斗
やっと函館に到着!ここから特急「北斗」に乗り換え、目的地へ。
長い長い1000キロオーバーの鉄道旅行もこれで終わり。飛行機では決して味わえない、景色や人の移り変わりを感じられる味わい深い旅となりました。

北帰行
北斗星食堂車外観
2008.1 北海道
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