伊豆大島サイクルツアー ~3日目 ②~

伊豆大島浜の湯

三原山への長い登りと火口探検でずいぶんと汗をかいた後は、温泉ですっきりすることにしましょう。

元町港のすぐ横にある『浜の湯』へ向かいました。水着着用の混浴で400円。

伊豆大島浜の湯露天風呂

ご覧の通りすっごい開放感!低い垣根とネットの先は、どこまでも広がる青い太平洋。

空気が澄んでいれば伊豆の天城山脈や富士山、利島や式根島なども見渡すことができます。

お湯は無色透明無臭のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。舐めてみると結構しょっぱい。

残念ながら掛け流しかどうかの表記を見つけることができなかったのでわかりませんが、相当な量の源泉がドボドボと2ヶ所から投入されています。

湯船はアイマスク型で、手前は結構熱い。写真の奥は水が投入されており、少しだけぬるくなっています。

この日は天気が良く暑かったので、温泉に入ったり出たり、体に水を掛けたりして長居してしまいました。海からの風がとっても気持ちいい。

伊豆大島ぷらっとハウスの牛

大島は風やうねりの具合により、西側の元町港と北側の岡田港の2ヶ所の港を使い分けます。この日は岡田港が出帆港だったので、元町から余裕を持って移動を始めました。

その道中にある『ぶらっとハウス』へ立ち寄りました。地元産の野菜や牛乳を販売しています。すぐ横には牛の放牧場もあり、3頭の牛さんがのんびりご飯を食べています。

伊豆大島ぶらっとハウスミルクアイス

店内にはアイスクリーム屋さんが併設されており、地元の材料で作ったアイスクリームが日替わり・季節替わりで並んでいます。

この日はミルクやかぼちゃ等がありましたが、僕が頂いたのはミルクアイスクリーム。食べてみるとバニラ等の香料はまったく入っておらず、ミルクと砂糖の素朴な味。

こんなに素朴なアイスは初めて食べました。素材の旨みが生きておいしい。火照った体にしみていきます。

大島岡田港ジェットフォイル

楽しかった大島ツーリングもいよいよ帰らなければいけない時間に。後ろ髪を引かれながら桟橋へ向かいます。

港からの旅立ちって、なんとも言えない寂しさがあるんですよね。でもそれがあるから、また来たいと思うのかもしれません。僕も大島に「また絶対来るからね!」と約束し乗船しました。

帰りに乗船したのは『東海汽船』の高速船「セブンアイランド」号。東京竹芝まで客船で4時間掛かるところをたった1時間45分で結んでいます。

飛行機のようなジェットエンジンを積んでいるので、特有のキーンという音が港内に響きます。なんだか船を超越した只者ならぬオーラ。

東海汽船ジェットフォイル船内

船内は結構手狭で、輪行袋に入れた自転車は、狭い通路をよたよた担ぎながら、船尾にある荷物スペースへと置きます。これがまた大変。結構疲れます。

船内の雰囲気は飛行機のようで、船体軽量化のためか、座席のバックレストはかなり低く、頭が飛び出してしまいます。寝るのも一苦労でした。リクライニングもしません。

しかし乗り心地は上等。船のイメージが覆ります。港外へ出ると高速航行へ切り替え、船体は完全に海の上へ浮いてしまいます。その時速はなんと約80km/h!早いのなんの。

波の揺れは全く感じず、上下に細かい揺れが生じる程度。イメージとしては新幹線やちょっとだけ気流の良くないときの飛行機の様。

飛行機と同じ姿勢制御の装置がついているとのことで、カーブするときも遠心力を感じることなくスムーズ。

竹芝桟橋の直前まで高速航行を続け、あっという間に到着。海ほたるや羽田空港があっという間に流れていく景色が印象的でした。この速さ、船じゃないです。

これは好みが分かれるところでしょうが、客船で荷物の大きさを気にすることなくゆったりと移動するのもよし、少々窮屈な感もありますが、ジェット船でいっきにビューンと移動するもよし。どちらも魅力ある移動手段です。

無事に竹芝桟橋に到着。と思いきや、着いた瞬間、「ゲリラ雷雨」に襲われました。

もちろん自走して帰れる訳も無く、帰宅ラッシュ真っ最中の時間帯で迷惑になることを申し訳ないと思いつつ電車で輪行。

新橋行きのゆりかもめは、お台場で雨に見舞われた人で超満員。仕方なくお台場まで抜けてりんかい線で帰りました。まわりの乗客の皆さん、ご迷惑お掛けしました。

最後の最後でハプニングに見舞われましたが、今回初の遠出輪行旅行は大成功!とっても楽しいものとなりました。

大島ぐらいの規模は自転車で回るのが一番いい。細かいところまで見て回れます。

また、大島の方々はとっても自転車に優しいんです。これには本当に驚きました。

後ろから来た車が後ろをゆっくりと走り、頃合を見て大きく間隔を取り低速で抜いていってくれます。今回出会った車の方は100%そうでした。

その気持ちが本当に嬉しい。こちら自転車も、きっちりマナーを守って走らなければ、と襟を正しました。

同じ東京都でも人の優しさを感じられる、いい時間の流れる大島、ぜひぜひ行ってみて下さい。

伊豆大島サイクルツアー
東海汽船船尾と愛車
2008.8 東京
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