夜行急行 ~お伊勢と、夜行と、温泉と。3日目 ①~

583系きたぐに号B寝台下段目覚めの車窓

鉄路の響きに揺られながらの睡眠はとても心地がいい。目覚めたときには直江津を過ぎ、すっかり明るくなっていました。下車駅である柏崎駅までは、1時間を切っています。着替えや洗面など、身支度をあわただしく整え終えると、到着まで車窓を眺めて過ごします。

きたぐに号車窓から望む鉛色の日本海

窓の外へと目をやれば、まだ冬の色が残る荒々しい日本海が。鉛色の空に、灰色の海。悲しみ本線日本海、ふとそんな歌が浮かぶような演歌の世界です。

急行きたぐにで柏崎到着

時刻は6時45分、新潟県は柏崎に到着。大阪出発から8時間も経っていません。意外と近いものです。

越後泉115系

柏崎駅から越後線に乗り換え。信越本線は柏崎から内陸へ入るのに対し、越後線は日本海近くをなぞるように走るローカル線。

懐かしい国鉄近郊型115系車内

車内に入れば懐かしい雰囲気が。昨年のツーデーパスの旅、山梨地区でお世話になった車両と同系列です。本当に僕はこの車両が好き。この車内に入ると、いかにも普通列車という雰囲気が旅情を掻き立ててくれます。

上下左右に容赦なく揺れるコイルバネの台車も、スプリングの入った昔ながらの座り心地の座席も、骨まで響く様なモーターの豪快な唸りも、全部、全部好き。

朝の寺泊駅

ローカル線らしいローカル線である越後線に揺られ、到着した寺泊駅。寺泊といえばお魚買い物ツアーで有名ですが、今回来たのは初めて。ツアーはみなバスなので、駅はこじんまりとした、のんびりした雰囲気。

越後交通寺泊大町行き

駅前から『越後交通』のバスに乗り、寺泊大町を目指します。有名な魚市場通は、そのバス停からさらに歩きます。

灰色の空と鉛色の日本海

木製の床の、これまた懐かしい感じのバスに揺られることしばし、急に視界が開け日本海が目の前に広がりました。

写真では伝わりにくいですが、荒波を立てる日本海と、海沿いらしい木造の低い家屋が並ぶ姿は、まるで昔話にでも出てくるような、そんなイメージ通りの漁村。

夜行急行~お伊勢と、夜行と、温泉と。~
国鉄型583系ヘッドマークと特急マーク(くちばし)
2010.3 愛知/三重/大阪/新潟/群馬
旅行記へ