秋の日光・色彩をめでる旅 ~1日目 ①~

リニューアル前の東武特急スペーシア

いよいよ深まり始めた秋。今回の旅の玄関は、東武鉄道は北千住。ここから一路、秋深まりゆく日光へと旅立ちます。

今回利用したのは、『まるごと日光・鬼怒川東武フリーパス』。下今市までの往復乗車券と、日光・鬼怒川エリアの電車バスが乗り降り自由がセットになり、使い方次第ではとってもお得なキップ。

旅立ちが平日ということもあり、いい時間の快速列車がなかったため、今回は奮発して特急スペーシアけごん号を利用。奮発といっても千円ちょっとで快適な旅が約束されます。

リニューアル前の東武特急スペーシア室内

車内へと乗り込み、早速指定された席でくつろぎます。この電車、実は約20年近くも前のデビューですが、未だにその貫禄は衰えません。

バブル期に作られた車両らしく、設備はゴージャス。かなりゆったりめのシートにフットレスト。全面絨毯張りの床に所々輝く金色のアクセント。一歩間違えば嫌味で下品な成金趣味になりそうなところを、シックに落ち着いた空間に仕上げています。

乗るたびにこの車両には惚れ惚れします。JRで考えれば、間違いなくグリーン車クラスの車両。外装もさることながら、 中身も抜群。僕、スペーシア、大好きです。

北千住駅弁染太郎小太郎弁当

大人の休日といえば、昼からビール。そんな旅のブランチに選んだのが、浅草のお好み焼き有名店、染太郎の小太郎弁当。東武の北千住駅構内に入っている支店が手作りしているお弁当。駅ナカにお好み焼き、前に北千住に仕事で来てからずっと気になっていたお店でした。

北千住駅弁染太郎小太郎弁当中身

中は染太郎のお好み焼きにオムそば、梅のおにぎりがセットになって、なんと650円の安さ。最近お高い駅弁の中で、郷土色と破格値で異色を放っています。

お好み焼きは関西のものとは違い、生地の自己主張が感じられるもの。スペーシアの車内誌によれば、生地を引いた上に野菜を載せ、さらに生地を掛けるという作り方らしい。

最近は関西風や広島風の生地最小限のお好み焼きがもてはやされていますが、そういえば、小さい頃三鷹駅前で家族で食べたお好みも、こんな生地の存在感があるお好みだったなぁ、と懐かしく思い出してしまいます。

下町育ちではありませんが、東京のお好み焼きって、きっとこれなんだよな~と、郷愁を感じる一品。野菜のシャキシャキ感もこれまたいい。

オムそばに使われている麺はこれまた特有のもので、なんとも言い表せない食感。お弁当として冷めても存在感のある麺で、でもやはり説明は僕には無理そう。きっと、老舗の秘伝レシピがあるはずです。

東武日光駅に到着したリニューアル前の東武特急スペーシア

平日午前から、ビールに粉もんという、なんとも親父臭いながらも贅沢なブランチを楽しんでいるうちに、気がつけばもう東武日光駅に到着。北千住から2時間掛からず、世界遺産の街へたどり着きます。これが快速や区間快速なら3時間オーバー。快適な車内空間もさることながら、まさに時は金なり、です。

アルペン山小屋風の東武日光駅

いよいよ、今回の旅の舞台である日光鬼怒川の玄関口、東武日光駅に到着。アルペン風の駅舎が出迎えてくれます。

東武日光駅から世界遺産めぐりバスに乗車

日光はとても広く、東照宮のある市街から、中禅寺湖はまだまだ、もっと奥の湯元温泉まで一口に日光観光と謳われます。そんな中、今回は日光を濃厚に楽しむために、欲張りせずに東照宮と中禅寺湖にエリアを絞りました。

日光といえば、二社一寺。ここから世界遺産、今回の、いわば表日光のメインである、日光東照宮へと向かいます。

路線バスでは通らない表参道へと誘ってくれるのが、『東武バス』の世界遺産巡りバス。1時間に3本程度走っており、もちろん東武フリーパスでも乗車OK。これに乗り、一路家康の眠る東照宮を目指します。

秋の日光・色彩を愛でる旅
総天然色に彩られた鮮やかな中禅寺湖の紅葉
2009.10 栃木
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