P-BLUE@石垣島 ~初の沖縄、35歳。2日目 ①~

石垣シーサイドホテルで迎える早朝の爽やかな目覚め

昨晩は22時過ぎと、早めの就寝。自宅、旅先問わず、これほど早く寝ることなど皆無。滅多にない経験でしたが、それで味わったのは、驚くほどのすっきりとした自然な目覚め。

何だろう、夜更かしって無駄なことなのかな。薄っすらとそれを感じつつも手放せなかった習慣を、初めて具体的に疑う瞬間でした。

沖縄の日入りは遅い。ということは必然的に、日の出も遅い。時刻は6時少し前。東京ではすでに日中とほぼ変わらないくらいの眩しさに溢れている時間ですが、まだ太陽が生まれて間もないといった様子の、穏やかな日差し。

明け方の雰囲気を残す早朝の底地ビーチ

視線を左へとずらせば、まだ明け方の雰囲気を残す、静まり返ったビーチと森。これから力を発揮しようとする南国の太陽の、その前兆とも言うべき弱い光。

その茜色が、海、山、空、地上の全てに色彩という命を吹き込む過程を、開け放った窓から時が経つのも忘れて、いつまでもぼんやりと眺めます。

石垣シーサイドホテルから拝む神々しい御来光

先にビーチへと出ていた相方さんが、一生懸命僕に後ろ!後ろ!と指を差す。何だろう?と考えたのも束の間、すぐその理由が分かりました。

急いで部屋を飛び出し、廊下の窓からチェック。するとそこには、言葉にすることのできない、神々しい瞬間が広がっていました。

黒々と夜を残すサトウキビ畑の先には、まだ濃い青をした海が横たわる。更にその奥には石垣島の山並みがシルエットとして浮かび、空にはまだ夜の青さが微かに滲む。そんな景色を、一気に染め上げようと昇る朝日。

陸、海、空、それらが三位一体となって現れる、この瞬間。自然がまるで「朝」という儀式を行い、世界に光を与えているかのような光景。僕はこのとき初めて、「御来光」の語意を脳ではなく心で直感しました。

別に山頂である必要はない。山頂だって、これほど素晴らしい眺めはそうそう見られないだろう。そう思わせる力が、この日の朝には宿っていました。

石垣シーサイドホテル和洋郷土が揃う朝食バイキング

バルコニーから明けようとする海を眺め、そして文字通り目の覚めるような日の出を見て。そんなのんびりとした時間を過ごしても、朝食の時間まではまだ余裕がある。なんでこの旅はこんなに時間がゆっくり流れるのだろう。それが、沖縄というものなのか?

沖縄で迎える初めての朝。これまで味わったことのない時間軸に戸惑いつつも、思いっきりリラックスして過ごします。そして待ちに待った朝食の時間。昨日は軽めの夕食だったので、お腹はもうペコペコです。

こちらのホテルは、朝食のバイキングがとっても美味しい。和、洋、郷土の味が楽しめ、品数も豊富。そして何より、味付けが良い。

朝食は和食派の僕は、特に沖縄を感じさせるおかずを吟味して選択。ゴーヤーチャンプルーやイカスミソーメンチャンプルーは、優しい味付けでご飯にピッタリ。

僕はここで確信。昨日に引き続きここも優しい味付けということは、やっぱり本場のチャンプルーは鰹臭くはないのだ。うん、やっぱり旨い!毎日でも食べたい、食べられる。

ゆし豆腐は島豆腐の寄せ豆腐のことで、島豆腐ならではの弾力と豆の味の濃さが魅力。沖縄名産のもずくは、定番の酢の物のほかに、お味噌汁にたっぷりと入れました。太めのもずくが入ったお味噌汁は、磯の香りとつるり、しゃきっとした食感が堪らない。

沖縄でよく食べられるポーク(ランチョンミート・スパム)はご飯との相性が良く、小鉢に盛られたオクラのごま和えや、モロヘイヤのおひたしも王道の味付けで旨い。沖縄の野菜の良さがそのまま表れています。

そして僕のハートを打ち抜いたご飯のおかずたち。まずはもずく海苔。もずくを佃煮にしたもので、海苔よりも風味が穏やかで、とろみがご飯によく絡みます。

一見普通のさつま揚げに見える練り物は、八重山かまぼこというもの。地の魚で作ったこのてんぷらは、これまで食べたことのない抜群な美味しさ。あまりに美味しいので、空港でお土産に買って帰りました。

選んだ全品美味しかったのですが、その中でも、一番、一番、一番やられたのが、沖縄の郷土料理である油味噌。これはご飯を喰らえ!!と言わんばかりの味わいで、もうただただ旨い、旨すぎるのひと言。

適度に油を落とした豚の旨味と、しょうがの爽やかさ、そして丁度良い甘味と味噌のコク。僕の知っている肉味噌とは次元の違う食べ物。肉味噌ではなく、油味噌。僕は油味噌が大好きだ!!

朝食後人影のない静かな底地ビーチを散歩する

沖縄に来て3食目。沖縄ってものすごく食べ物が美味しいところなんだ。もう僕の中ではそう認定されました。朝ごはんであんなに満足するなんて。味付けも、郷土色もバッチリ。あぁお腹一杯♪

たっぷりと朝ごはんを味わい、腹ごなしのお散歩へ。まだ8時前、みんな朝食を食べている時間なのでビーチに人影は無く、静かに波の音と対話できます。

底地ビーチの白い砂浜を一生懸命歩くヤドカリ

珊瑚から生まれた白い砂浜。ふと足元を見てみると、何やら動く白いもの。間近で確かめてみると、小さなヤドカリが歩いていました。ヤドカリがおうちにしている貝殻も、また真っ白。この砂浜には、表情の違う白さが散りばめられています。

静かな波が寄せては返しを繰り返す朝の底地ビーチ

たくさんのヤドカリが一生懸命に歩く砂浜から、静かに行きつ戻りつを繰り返す波打ち際へ。珊瑚でできた砂や、まだ形を残した珊瑚が無数に散らばるこのビーチでは、波が来る度に、さらさら、からからと澄んだ音を奏でます。

底地ビーチの白い砂浜を彩る朝顔のような花

浜辺には、朝顔のような花がたくさん咲いています。昨日竹富島で見たものとは種類が違うのでしょう。花びらはより薄く、光を透かすような華奢さ。台風も直撃するであろうこの海辺で、地を這うようにつるを一生懸命に伸ばし咲き誇る姿には、華奢な中にも芯の通った自然の強さを感じます。

朝日に照らされ底地ビーチの海に落ちる自分の影

どこまでも、どこまでも穏やかな底地ビーチ。背後から昇ってきた太陽は力を増し始め、僕の背中を早くも熱く焼きはじめます。

そんな朝日に照らされ、海へと落ちる自分の影。沖縄の朝をこれだけ満喫して、やっとこの時間。もう本当に違う国、いや違う世界、ではなく違う次元に飛んでしまったかのような、穏やかでゆっくりとした時の流れに身を委ねます。

朝日に照らされ輝く底地ビーチの白い砂と珊瑚の欠片

足元から絶えず聞こえる、珊瑚の奏でるBGM。からからとした小気味よいリズムに誘われ、何を探すでもなく、砂浜をのんびり、ぶらぶら。

さぁ今日が始まる!エンジンを回し始めた太陽の光を、珊瑚の欠片と一緒に浴びることのできる幸せ。

生まれて初めて入る沖縄の海。その瞬間に期待を膨らませ、朝の空気を胸いっぱいに吸い込むのでした。

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P-BLUE@石垣島 ~初の沖縄、35歳。~
石垣シーサイドホテルオーシャンビューの客室から一望する青い海
2016.7 沖縄
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