P-BLUE@石垣島 ~初の沖縄、35歳。2日目 ⑤~

石垣シーサイドホテルオーシャンビューの客室から望む午後の輝く底地ビーチ

真夏の川平湾でまさに絶景と呼ぶにふさわしい眺めを満喫し、ホテルへと戻りました。

ホテルを出たのが13時過ぎ。川平湾でもまったりし、歩いて往復したので時刻はもう16時すぎ。それなのにこの陽の高さ。一日という時間がとても長く感じる。なんだか得をしたような気分になります。

底地ビーチの青い海と青い空を眺めながら泡盛古酒を楽しむ石垣島での午後

夕飯まで時間はまだまだたっぷりあります。そこでイケナイ昼酒を。石垣島の海と空、そのふたつの青さをつまみに、古酒をちびりちびり。これこそが、沖縄に来てすべきこと。

いつもならエンジンが掛かりがっつりと飲んでしまうところですが、ここ石垣島では何かが違う。穏やかでのんびりした時間の流れる南国では、お酒を飲むペースもつられて遅くなるみたい。

石垣シーサイドホテルオーシャンビューの客室から眺める黄金の夕日に輝く海

古酒をロックで2杯ほど、それを2時間近くかけてゆっくりと味わう、石垣島での午後。そんなかけがえのないひとときを楽しんでいると、ようやく太陽が夕日色に染まり始めました。海が黄金色になれば、夕飯時の合図。ホテルのレストランに電話をし、席の予約をお願いします。

石垣シーサイドホテルジーマーミ豆腐

時刻は19時半。それなのに窓の外にはまだ明るさが残るという不思議な状況を味わいつつ、今夜の晩餐を始めることに。

こちらのホテルのレストランでは、3つのタイプの夕食が用意されています。バイキング、そしてそのバイキングにメイン料理がプラスされたコース、そしてアラカルト。僕らはおつまみと泡盛で一杯やりたかったので、アラカルトでいくつか注文しました。

まずはジーマーミ豆腐。沖縄の郷土料理、落花生でできた豆腐です。こちらのものは比較的あっさりめで、つるんとした口当たりとほんのり残るピーナッツの風味が美味しい。濃厚なものも美味しいですが、夏の火照った体にはこの清涼感がうれしい。

石垣シーサイドホテルソーメンチャンプルー

続いては僕の好物、ソーメンチャンプルー。といっても初沖縄、なので本場の味はもちろん初めて。上品そうな見た目のチャンプルーをひと口食べてみると、その見た目通り優しい!といった印象。素材の味がしっかりと生きています。

素麺の小麦の風味、にんじん、玉ねぎの甘味、そして小ねぎの香り。それを塩コショーベースのだし味がまとめています。本当に必要最低限。いや、必要十分な味付け、塩梅。これは一発でお気に入りに。穏やかでしみじみとした旨さに、泡盛がすすみます。

石垣シーサイドホテルお刺身盛り合わせ

そして今日もお刺身を。右にあるかつおのたたきは身が詰まっており、心地よい歯ごたえと広がる旨味。中央のまぐろも新鮮で、赤身の旨味と舌触りを味わえます。昨日もそうでしたが、沖縄はまぐろやかつおが美味しい場所なのですね。

左はソデイカ、沖縄で獲れる大きないかです。東京で見かける冷凍のいか刺しと同じだなぁといった印象。いか刺しはそれほど好きでもなく、活いかの歯ごたえと甘さに比べると冷凍は・・・、といった先入観があるので、あまり期待はしていませんでした。

気乗りしないままひと口。すると、食べたことのないもっちり感と強い甘味、そして適度な歯ごたえ。思わず相方さんとふたりでビックリ。だってこんな肉厚で美味しいいかなんて、そうそう食べられるものではありません。

帰京後調べてみると、どうやらこのソデイカは冷凍してこそ美味しくなる食材だそう。いやぁ参りました。先入観を捨てて試しに食べてみる。旅先でのこの行動こそが、自分の味覚を広げていくのです。

石垣シーサイドホテル島豆腐の揚げ出し豆腐

追加で頼んだのは、島豆腐の揚げ出し豆腐。普通の豆腐よりも濃い食感の島豆腐は、揚げ出しにすると熱でとろりとした食感になり、はられただしとの相性もピッタリ。安定の美味しさです。

石垣シーサイドホテルライトアップされた夜のプール

美味しいつまみで泡盛のロックを3杯ほど愉しみ、食後の散歩へふらりと出かけます。ライトアップされたプールサイドを歩けば、昼の名残を感じさせるぬるい夜風もなんのその。ほんのり浮かぶ汗もまた心地良い。

石垣シーサイドホテル台風接近情報に早めにチェックアウトする人たちも

夜風がぬるいのはもうひとつ理由が。今年初めて発生した台風1号が、ここ石垣島へと接近しつつあるのです。そのため、今日急いでチェックアウトしていった人もちらほら。これから来る旅行客のキャンセルもあったのでしょう。今日のホテルには空室が目立ちます。

満室の昨日と違い、今夜は静かな底地ビーチを独り占め。ホテルにとっては痛手でしょうが、滞在中の僕たちにとっては、ちょっと嬉しかったりもします。

石垣シーサイドホテル夜の庭

実は僕も予定を早めて明日チェックアウトするかどうか、ついさっきまで悩んでいました。飛行機が飛ばない=仕事に行けない。普段の僕なら間違いなく、帰ることを選んでいたはず。

でも今回初めて沖縄に来て、僕の中の歯車がずれてしまったみたい。

なるようになるよ。帰れなかったら職場にごめんなさいの電話をするだけ。まぁ、何とかなるでしょ。っていうか、飛べなかったらもう一泊沖縄にいられるじゃん!そもそも、そんなこと今考えることじゃない。今はいまを楽しむ時間。明日のことは明日考えたければ考えればいいし。

石垣シーサイドホテル夜のプールを見つめるシーサー君

これって、僕にとってはものすごい進歩。35年生きてきて、こんな考え方なんて、したくてもできなかった。

無責任、いい加減がダメだと信じ込んできた僕。台風がくると予想されていながら帰らないという選択肢は、これまで全くありませんでした。だってそれって、自分にとってものすごく無責任な選択だったから。

でもね、もういい加減許してあげてもいいかな、そう思えてしまったのです。職場の人をみても、みんなそんなにきちんとしていないじゃない。僕が人の分をいろいろと請け負っている分、たまには自分の感情に正直に、わがままになってみてもいいかな、って。

なんだかね、沖縄すごく好きだよ、シーサー君!

石垣島夜のお供に全日空機内限定販売伊勢えびマヨせん

台風なんて気にしない!石垣島に留まると決めたら急に気が楽になりました。といっても、今日もそれほど考え続けていたわけではありませんが。

何となく肩の荷が下り、これまでに味わったことのない安堵感を味わう、石垣での夜。もう気兼ねなく愉しむだけ。そこで古酒の相棒にとお菓子を取り出します。

全日空の機内限定で販売されている、伊勢えびマヨせん。開けてみると濃い海老の香りが漂い、その中にほんのりと酸味を感じるマヨの香り。濃厚そうな匂いにつられてパクリ。すると軽やかな食感の中から、海老の旨味や香ばしさ、そしてマヨの適度な酸味があふれます。これは旨い。お酒のあてにピッタリです。

朝早く起き、底地と川平の海を存分に満喫した一日。本当に充実した濃厚な一日。これだけ楽しんでも、まだ時刻は22時半。明日も遊ぼう!だからもう寝よう!

何なのだろうか。ここを流れる時間は、僕の知っている24時間ではなさそうだ。味わったことのない独特な島時間に、僕のこころは石垣の海のように透き通ってゆくのを感じるのでした。

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石垣シーサイドホテルオーシャンビューの客室から一望する青い海
2016.7 沖縄
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