こころ灼くあお、夏やいま。~5日目 ②~

夏の石垣島竹富島道路わきに成る青パパイヤの実

コンドイビーチに来年の青さを約束し、集落目指して歩き始めます。じりりじと肌を灼く夏の陽ざしと、両側に茂る勢いある緑。あぁ、夏休みだなぁ。なんて歩いていると、道端には立派な実をつけるパパイヤの木が。もう本当に、嫌になるくらいの南国感。こんなものが路地で実るなんて。自分の住む地とのあらゆる違いに改めて驚きます。

夏の石垣島竹富島集落を彩る可憐な花
集落内へと戻れば、渋い色合いの石垣を覆いつくすように咲く可憐な花々。これが植物園でもなんでもない、日常の中にあるという贅沢。都市部にしか暮らしたことのない自分にとって、こんな場所での生活は大きな憧れの一つ。

夏の石垣島竹富島石垣に咲くハイビスカスと象徴である赤瓦
ゆったりとした時間の流れる、竹富島。積まれた石垣に色を添えるハイビスカス越しに見る赤瓦は、何度見てもこの島を象徴するような印象的な美しさ。

夏の石垣島竹富島そば処竹乃子で昼食を
竹富島の風情を胸いっぱい味わったところで、今季最後の竹富の味でお腹も満たすことに。今年もやっぱり、『そば処竹乃子』へとお邪魔します。

竹富島そば処竹乃子八重山そばとじゅーしー
竹富での最後のオリオンを味わっていると、お待ちかねの八重山そばとじゅーしーが到着。さっそくおだしをひと口。あぁ、優しいなぁ。本当に八重山そばのだしは旨い。塩分は控えめなのに、しっかりと凝縮されただしの味わい。胃へとたどり着く前に、体中に染みてゆきそう。

続いて麺をずるずると。太めの麺は小麦を感じるしっかりとした食感で、うどんでも中華麺でもない八重山そばならではの独特な味わい。これが穏やかなだしを纏い、甘辛の豚肉やしゃきしゃきのもやしと共に頬張れば至福の旨さに。

沖縄の炊き込みご飯であるじゅーしーは、一緒に炊きこまれた豚の脂のコクと旨味が特徴。刻んだピィヤーシの葉が南国らしい華やかな風味を添え、八重山そばのだしとの相性も抜群。

夏の石垣島竹富島休憩する新田観光の水牛さん
あぁ、旨かった!これで今年も、思い残すことはなし。今年最後の竹富島を思い切り満喫し、港を目指して再び歩き始めます。その道中、お仕事の合間に休憩する水牛が。水牛さん、来年もまた来るからね!

夏の石垣島竹富島三線の音色と共に姿を現す水牛車
集落内を包む穏やかな空気感を味わいつつ進んでいると、遠くから三線の音色と共に姿を現す水牛車が。あの初めての感動を味わってから、もう3年。あの時はこうして毎年来られるなんて、思ってもみなかった。僕に八重山の良さを教えてくれて、本当にありがとう。

夏の石垣島竹富島集落を出る緑深い道
もう僕は、八重山なしでは夏を越せぬ体になってしまった。毎回訪れる度に、新しい感動と想い出をくれる竹富島。来年への想いを赤瓦へと託し、深い緑に守られた道を抜け集落をあとにします。

夏の石垣島竹富島かわいい馬の親子
集落の外周を行く道を歩いていると、去年も眺めたお馬の姿が。今年は子供が生まれたようで、仲良く並ぶ姿に思わず頬が緩みます。

夏の石垣島竹富島滾る白い馬
その手前には、こちらも去年ご挨拶した白い馬が。何故か今日は滾っているようで、大きな声を上げくるくると疾走中。お馬さん、来年も来るからね。その時はまたよろしくね!

夏の石垣島竹富島木陰で休む黒い牛たち
その向かいには、木陰でゆっくりと休む黒い牛たち。明らかに、自分の住む街とは違うと感じる時間軸。竹富島に来るたびに、その穏やかさとゆっくりとした流れに心酔してしまう。

夏の石垣島竹富島港に漂うミノカサゴ
最後の最後まで竹富島の空気感を胸いっぱいに補給し、ついに港まで辿り着いてしまいました。あとはもう船に乗って石垣に帰るだけ。そう思いつつ海を覗いていると、ひらひらと漂う妖しい魚影が。あ、これ、ミノカサゴ!毒のある魚として掲示されていたのをどこかで見ましたが、確かに直感的に近付きたくないような怪しさを感じます。

訪れるごとに新たな感動をくれる、竹富島。1年間生きるための活力の半分をここで貰っているといっても過言ではないほど、毎年絶対来たい場所。来年の再訪を固く誓い、温かい記憶を胸にこの地を離れるのでした。