連泊のススメ ~湯けむりと温もりに包まれる大沢の湯~

紅葉に彩られる大沢の湯と菊水館

大沢温泉の代表ともいえるのが、混浴露天の大沢の湯。大きな湯船には絶えず大量の温泉が掛け流され、好みの温度と深さ、眺めの場所を探り、各々が思い思いのところでまったりできます。

前回訪れた際の、春まだ浅い渋い眺めも印象的でしたが、色とりどりの木々に囲まれた茅葺を眺めながらの湯浴みはまた格別。お湯と紅葉に心まで溶けだしてしまいそう。

湯にけむる秋の大沢温泉混浴露天風呂大沢の湯

湯けむり越しではまた違った表情を見せる紅葉。湯気の濃淡により色がゆらぐようで、いつまで見ていても飽きることはありません。

湯けむり漂う夜の大沢の湯

夜も深まり、静まり返る大沢の湯。湯けむりに滲む灯りが心地よく、時がたつのも忘れ無心にお湯を愉しみます。

静まり返った夜の混浴露天風呂大沢の湯

鏡のように穏やかな湯面。この大きなお風呂を、だれにも邪魔されず静かな時間ごと独り占めできる贅沢。朝昼晩、様々な表情を楽しめる。これこそが連泊の醍醐味。

大沢温泉混浴露天風呂大沢の湯は週一回お湯を抜いて清掃

この日はちょうど週1回の大沢の湯清掃日。南部の湯へと向かう曲り橋からは、豪快に放水される大沢の湯を見ることができました。

毎週木曜日に清掃ということで、一旦お湯を抜いて清掃を始めると半日は入ることは出来ません。立ち寄り湯の場合は注意した方がいいかもしれません。

大沢温泉菊水館南部の湯

こちらは菊水館にある、南部の湯。前回訪れた際は窓が締められていましたが、今回は窓が解放されまた違った雰囲気に。春から秋までの寒くない時期に開けられています。

この南部の湯はこじんまりとし、木の香りと色合い、肌触りが落ち着きを感じさせる浴場。4人程度でいっぱいになるので、落ち着いて楽しみたいときは人のいない時を見計らって訪れるといいでしょう。

大沢温泉自炊部薬師の湯の渋い雰囲気

レトロ感が堪らない、自炊部若葉荘の薬師の湯。内湯のみのシンプルな浴場ですが、二層吹き抜けの高い天井、古き良き味わいを見せるタイル張りが鄙びた湯治場の風情を盛り上げる、僕の大好きな浴場のひとつ。

湯に煙る渋い浴場。静かにお湯が掛け流されるタイル張りの湯船に浸かり、息を整える。次第にお湯は静まり、この上ない大地の恵みとの一体感。

無駄なものが一切ないがために研ぎ澄まされる心身の感覚。これこそが、純粋に湯を味わうために設えられた、湯治部浴場のあるべき姿。

紅葉に彩られる大沢温泉山水閣豊沢の湯

こちらもお気に入りの豊沢の湯。やはり春から秋は大きな窓が開け放たれ、それ自体が一幅の絵のような眺め。湯けむりの漂う屋内と、鮮やかな色を放つ木々の魅せる対比は、半露天ならでは。他の浴場では味わえない、ここだけの贅沢。

ライトアップされ風情溢れる夜の大沢温泉山水閣豊沢の湯

夜になれば対岸の木々はライトアップされ、幻想的な雰囲気に。立ち上る湯気が室内の灯りを滲ませ、緑とオレンジの不思議な画を作り上げます。

大沢温泉露天風呂大沢の湯湯けむり越しに眺める紅葉

4泊5日、気の向くまま足の向くままに楽しんだ4つの浴場。様々な表情で僕を楽しませてくれました。

そんな大沢温泉での最後の入浴。何泊居ても、楽しい時間はあっという間。幾度となく入った大沢の湯で、今回の別れを惜しむことに。

紅葉の時期の大沢温泉混浴露天風呂大沢の湯

立ち寄り湯で初めて出会った大沢温泉。箱庭のような眺めと大きさが心地よい大沢の湯、歴史が滲みだすかのような味わい深い自炊部と、その魅力を目の当たりにていっぺんにファンになってしまいました。そして前回の湯治体験を経ての再訪。

泊まれば泊まるほど好きになる。季節や時間帯により色々な顔を見せてくれるお風呂に、まるで家にいるかのように落ち着けるあの部屋に。全てに僕を魅了する力が宿っているようで、帰る前から再訪を決意するほど大好きな場所。

またここへ来ることができるようにと、僕の想いをお湯に溶かして置いてゆきました。

★大沢温泉湯治屋(自炊部)のプランを探す
じゃらん/楽天/るるぶ