冬の山陰味な旅 ~サンライズで暁の、その先へ。2日目 ②~

朝日に輝く出雲市駅

僕にとって初めての山陰地方。最初に降り立つ地となった出雲市駅は、爽やかな空と光と共に僕を迎えてくれました。出雲大社を模した大きな屋根が印象的な、雲いずる国の玄関口です。

一畑バス出雲大社経由日御碕行き

今回も、昨年の北海道スキーの時と同様に「周遊きっぷ」(廃止)を利用。各地に散らばる乗り放題のゾーン券1箇所と、そこまでの行き帰りの乗車券がセットになったキップで、行きと帰りは経由が違ってもOK、さらにそれぞれ2割引というお得なキップ。ただ、発券が面倒なのかJRのホームページにもまともに載っていない、知る人は得するというキップです。詳しくは大型の時刻表に載っています。

今回は、山陰ゾーン券を利用。山陰エリアのJR線のほか、代表的な観光地・温泉地へ向かうバスや私鉄も含まれているため、利用の仕方によってはとってもお得。

これから向かう出雲大社もフリーエリア内で、一畑電車とバスを選べましたが、大社まではバスで直行することに。出雲市駅前のバス停より、『一畑バス』の日御碕行きに乗車。30分に1本の間隔で走っているのでとても便利。ちなみに、灯台で有名な日御碕までフリーエリア内なので、時間があれば灯台を見ることもできます。

冬晴れの出雲大社鳥居

駅からバスに揺られること約20分、出雲大社正門前に到着。ここで降りれば鳥居はすぐ目の前。

出雲大社、八百万の神が集まる場所。以前からずっと来てみたかった場所を目の前にし、逸る気持ちを抑えることができません。

出雲大社静けさに包まれた参道

鳥居をくぐると、立派な木々に包まれた静かな石畳の参道が。その穏やかな空気を胸の奥まで吸い込みながら、一歩一歩進んでゆきます。

冬の出雲大社に浮かぶ白い雲

それにしても今日の空は本当に鮮やか。抜けるような青に浮かぶ幾多の純白の雲が、どこへ行くとも無く流れてゆきます。その姿を見るだけで、心が洗われるかのよう。

お伊勢さんにお参りしたときも思いましたが、きっと昔の日本人は、こんな自然の豊かな表情に神を見たのでしょう。この青空が一変して嵐になることも。人がどうあがいても自然には勝てません。

出雲大社松に守られた穏やかな参道

橋を渡り、更に立派な松並木に守られるようにして伸びる参道。ここまでくればもうすぐ。

遷宮中の出雲大社

大木の奥に、空と木々に守られるかのようにして佇む出雲大社。初めてのご対面に、思わず息を呑んでしまいます。この時は平成の大遷宮真っ只中。御仮殿の奥に、大きな建物に被われたご本殿があります。

出雲大社鳥居と御仮殿の大注連縄

改めて鳥居と御仮殿。見たことも無いような大きな注連縄が目を引きます。

遷宮の最中だという予備知識はありましたが、やっぱりご本殿を見たかった・・・。参道から見た山々や空に抱かれたご本殿や、立派な注連縄を下げられた拝殿。それぞれが一体となったとき、出雲大社の本当のお姿、お力を感じられることでしょう。次回は是非、平成の大遷宮の後にお参りしたい。強くそう思うのでした。

穏やかさに包まれた冬晴れの出雲の街

再訪の決意を固め、出雲大社を後にします。目指すは名物出雲そば。山陰初の美食を前に、胸の高鳴りは最高潮へ。そんな気持ちを抑えつつ、穏やかな雰囲気に包まれた街並みを歩きます。

出雲の味わい深い路地

ふと目を横にやれば、味のある路地が。出雲大社正門までバスで来たので、じっくり街の様子を眺めながら歩くのはこれが初めて。

初の山陰、初の出雲。どう言い表していいのか分かりませんが、今まで訪れたどの土地ともまた違う、独特の雰囲気。これが、山陰というものなのでしょうか。

同じ雪の降る土地でも、北海道、東北、信越、そして山陰。全てが違う表情を見せる。日本は狭いようで広い。これだから、国内旅行はやめられない。

念願の出雲大社へのお参りをし、待ちに待った山陰グルメ第一弾。それを目前にし、足取りも軽やかにおそば屋さんを目指します。

冬の山陰味な旅~サンライズで暁の、その先へ~
三朝温泉依山楼岩崎タグ付き活松葉ガニ温泉蒸し
2012.2 島根/鳥取/京都
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