祝 10周年 ~一昔前を覗けるブログへ~

十年一昔。それほど時代の流れが速いのか、それとも心のフィルターが過去を美化するからか。

どちらにしても、10年前というものはつい最近と思いつつ、改めて見つめてみるとだいぶ前のことのようにも感じてしまう。

このブログが生まれたのは、2007年11月13日。自分の備忘録として始めたにもかかわらず、気付けば10年間も続けることができました。

お小遣い帳も、家計簿も、日記も。その類は全て続いた試しがなかった僕。だからこのブログも、きっと三日坊主で終わるだろうと思っていました。

2007年。さすがにインターネットは身近にはなっていたものの、今ほどSNSも活況を呈しておらず、普通の人は情報の受け手としてネットを使っていたような印象があります。

当時ホームページを作るにしても知識やソフトが必要で、ネットで発信するという行為はハードルが高いものだと思っていました。

そんな中、素人でも始めやすかったのがブログ。無料ブログがどんどんとでき、難しい知識も特別なソフトも要らないという手軽さもあり、多くの人がブログを始めたような記憶があります。

僕もそんな中のひとり。当時から旅と料理を趣味とし、備忘録と言いつつも心のどこかで誰かに見てもらいたいという気持ちがあった僕は、迷いつつも無料ブログを開設しました。

日記形式のブログが多い中、当初から旅と料理、サイクリングに絞って続けてきたこのブログ。今はサイクリングはお休み中ですが、いつかは再開したいと思っています。

テーマがこれだけしかなかったのに、続けてこられたこの10年。それほど行きたい場所があり、作りたい料理があったという証。気付けば僕の軌跡となっていました。

昨年、思い立って無料ブログから自分のブログへと引越しを決行。その過程で過去を見返してみると、ひどい写真ながらも当時の雰囲気を伝える記事がたくさんあることに気付きました。

縮小傾向になりつつも、まだまだ元気のあった寝台列車。今はなき個性豊かな秘湯宿。当時気に入っていた調理法や調味料、旅先で出会った旨いもの旨い酒。このブログには、そんな温かい一昔前がたくさん詰まっています。

更新頻度も少なく、不定期にのんびり適当に書いてきたこのブログ。これからも肩肘張らず、誇張せず。自分のその時の本能の赴くままに、自己満足のために続けていきたい。

十年一昔。今書いている記事が、一昔、二昔、三昔と時を重ねてゆけるように。決して力まず、でもちゃんと書いていこう。

こんな気持ちで取り組めるものがある。それこそが、この10年間の宝物。最初の気持ちを、今の気持ちを忘れずに。節目を迎え、自分のためにこの記事を残したいと思います。