僕は子供の頃から流行アレルギーとでも言いますか、流行のものが何だか苦手。流行もの自体が苦手というのではなく、流行っているという理由でガツガツ乗っていこう、とできない性格。我ながら面倒くさいです(汗)
趣味としている料理でも、流行や話題になるものは多くあります。でも、僕はテレビやネットでよく見るというだけで、何となく避けて通りがち。塩麹や食べるラー油なんかも、外食でその味を知って、何ヶ月も遅れてやっと作ってみたほど。
そんなもののひとつに、べジブロスという野菜くずでとるだしがありました。テレビで目にしたとき、美容健康の側面ばかり強調されているので、やっぱり僕はスルー。そして時間は過ぎ、その存在自体忘れていた頃、先日UPした野菜くずを一緒に煮込む牛すじ煮込みを作ってみたのです。
思いがけずしっかりとしただしが出ることにビックリし、こんな調理法もあるんだなぁ程度で後日ネットで見てみると、すぐに聞き覚えのあった言葉、ベジブロスに突き当たりました。
やはり美容健康がメインな感じの存在のようですが、それ以上にこれを使うと料理に旨味が加わりそう。何故か何となく悔しいのですが、日々出る野菜くずを冷凍して溜め、試に作ってみることに。
結果、今のところ非常に重宝しています。煮物などの水代わりにこれを使うと、複雑な旨味がプラスされ、少ない食材でも何となく美味しい料理になってくれます。
どうせ捨ててしまうものなので原価は光熱費のみ。作り方も簡単、煮立ったら弱火で30分放置するだけ。手間も労力もお金もかからず試してみられる。偏屈な僕でもしばらく試してみようと思えるベジブロスなのでした。
今回は、そんなベジブロスを使った緩めのクリームシチューを。ごろごろ野菜のなすチャウダーをご紹介。
★ごろごろ野菜のなすチャウダーの作り方
- なすは皮をすべて剥き、大きめの乱切りにして水に浸け、あく抜きする。
- 玉ねぎはくし形切りに、にんじんは乱切りにする。ブロックベーコンは大きめの角切りにする。
- 鍋にオリーブオイル、バターを溶かし、ベーコンを加えて強めの弱火で炒める。
- ベーコンの油と香りが出たら、にんじん、玉ねぎを加えて炒める。
- 油が回ったら、水気をなすを加えて油が浸みるまで炒める。
- ひたひたのベジブロス(または水とコンソメ)を加えて蓋をし、弱火に落としてじっくり煮る。
- バターを常温にしておき、良く練ってから小麦粉を加えて更に練り、ブールマニエを作っておく。
- 野菜に火が通り、なすがとろとろになったら蓋を開け、牛乳を加えてブールマニエを溶かし、とろみが付くまで煮る。
- とろみが付いたら生クリームを加え、味を見て塩、コショーで味を調える。
- 今回はベーコンの旨味とベジブロスだけで、コンソメの素を使った位の強い旨味が出ました。素やシチューのルーを買わなくていいので、経済的かもとビックリしています。
- ベーコンの塩気があるので、塩分は最後に味見をして調整します。
- なすは油を吸わせて煮溶けるくらいがとろとろで美味しくなります。煮崩れることを考慮して、大きめに切ってじっくりと煮ます。
- 今回はとろみを緩めにしてチャウダー風にしましたが、しっかりととろみを付けてクリームシチューにしても。
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