最近お鍋ばっかり食べていたので、たまには変わったものを作ってみようかな、とスーパーをブラブラしていたところ、目に付いたのが特売の合い挽き肉。
真っ先に浮かんだメニューがハンバーグでしたが、ハンバーグだとありきたりだし、何より酒のつまみにならん!と考え込んで、思い出したのがミートローフ。そういえばそんなお料理もあったなぁ。じゃあ作ってみよう!と思い立ち、断片的な記憶を辿りつつ作ってみました。
普通はゆで卵やミックスベジタブルなどを入れることが多いようですが、ここは彩りよくパプリカとアスパラを並べ、ワインに合うようにチーズを仕込んでみました。更にお酒に合うよう大人っぽく、ということでローズマリーで香り付け。
思いつくまま適当に作ったのですが、これがこれが大成功。ハンバーグとほぼ同じ材料費で作ったとは思えない、ドカンとした存在感のあるメインになりました。
今回は、ローズマリー香るチーズインミートローフ、タコのさっとトマト煮をご紹介。
★ローズマリー香るチーズインミートローフの作り方
- アスパラは根元の硬い皮をむき、半分に切った後縦割りにする。
- パプリカは1cm程度の細切りにする。
- アスパラ、パプリカをそれぞれラップで包み、別々に1分ずつレンジで加熱し、下茹でする。
- ボールにパン粉を入れ、牛乳または水を入れてふやかしておく。
- 玉ねぎはみじん切りにする。とろけるスライスチーズは半分に畳んでおいたものを4枚用意しておく。
- 4のボールに、玉ねぎ、合挽き肉、卵、塩、コショー、ナツメグを加え、粘りが出るまでこねる。
- アルミホイルを長めに切り、ローズマリー2本を並べた上に、6のタネをアスパラの長さよりも少し長くなるように薄く延ばす。
- アスパラ、パプリカを、端がはみ出ないようにしながら交互に並べる。
- 上にタネを薄く延ばし、叩くようにして空気を抜く。
- とろけるチーズを、端がはみ出ないようにしながら載せる。
- 上にタネを薄く延ばし、叩くようにして空気を抜く。
- 更にアスパラ、パプリカを交互に並べ、その上から残りのタネを載せて叩いて空気をしっかり抜き、ローズマリー2本を載せる。
- 全体を箱型になるように成形し、ホイルでギッチリ包んでから、再度軽く叩いて空気を抜く。
- 200℃に予熱しておいたオーブンに入れ、40分ほど焼く。
- 竹串を刺して透明な肉汁が出たら焼き上がりなので、粗熱が取れるまで休ませる。
- 肉汁を鍋に移し、赤ワイン、バターを加えて煮詰め、塩で味を調える。
- 15のホイルを取り皿に盛り付け、食卓で切り分けながらソースを掛けて頂く。
- 手順が多いように見えますが、これは重ねる作業が複数あるだけで、そんなに面倒なものではありません。
- うちは玉ねぎを具材として食べたいので、生のまま入れています。生の玉ねぎで作ったハンバーグがお好きでない場合は、炒めてから加えてください。
- 中に入れる具材が、しっかりとタネの中に納まっていることがポイント。どこかにすき間があると、そこから肉汁や溶けたチーズが流れ出てしまいます。穴の無いようにきっちりタネで密閉しましょう。
- 重ねながら叩いて空気を抜くことも大事です。空気が入ると、そこから破裂してやはり肉汁等が逃げてしまいます。
- 結構ホイルのすき間から肉汁が溢れてくるので、あれば耐熱皿などに載せて焼いたほうが片付けが楽になります。
- 溢れた肉汁が美味しいソースとなります。ホイルの内側に溜まった肉汁もソース作りに使用してください。
- 食べる直前に目の前でカットすれば、肉汁がブワァっと溢れ、チーズがとろ~り流れ出て、テンションも上がってしまいます。味覚だけでなく、目にも美味しい一品。寒い日の団欒にも良さそうですね。
★タコのさっとトマト煮の作り方
- アスパラは根元の皮の硬い部分をむいて、適当な幅の斜め切りにする。
- 玉ねぎ、パプリカは大き目の角切り、ニンニクはみじん切り、水だこは半月切りにする。
- フライパンにオリーブオイルをひき、ニンニク、ちぎり入れた鷹の爪を弱火で炒める。
- 香りがたったら野菜を入れ、油が回るまで炒める。
- トマト缶、コンソメを加えて中火で煮る。
- 野菜に火が通ったらタコを加え、好みの加減になるまで煮た後、塩、コショー、セージ、レモン汁で味を調える。
- トマト煮込みはいつも野菜がトロッとするまで煮ますが、今回はタコの食感と合わせるため、シャキシャキ感を残し、マリネのような感覚に仕上げました。
- 使う野菜はお好みで。今回はミートローフで余った野菜を使いました。
- 今回は茹で水だこだったので下処理せずに煮ましたが、生の場合は塩で揉み洗いしてから煮てください。
- マリネのようなすっきりとしたトマト煮にしたかったので、仕上げにレモン汁を加えました。
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