先日頂いたうなぎ。以前の記事では、肝の佃煮と白焼きに合わせたおつまみを紹介しましたが、まだうなぎの佃煮と蒲焼が残っていました。ということで、この日は豪勢にうなぎ三昧といきます。
蒲焼はもちろんうな丼に。ちょっと味が濃い目の佃煮は、ひと手間加えて変身させてみました。同じ甘辛いうなぎでも、合わせる食材や調理法で雰囲気が変わり、飽きることなく大好きなうなぎを大満喫してしまいました。
今回は、だしが香るうなとろ饅頭、菜の花の韓国海苔風和え物をご紹介。
★だしが香るうなとろ饅頭の作り方
- 鍋に水を張り、昆布をしばらく漬けておく。
- 鍋を火に掛け、沸騰前に昆布を取り出し、沸騰したらかつお節を加えてひと煮立ちさせ、火を止める。
- 大和芋は皮を剥き、適当な厚さの輪切りにしてラップに包み、電子レンジで5~6分程柔らかくなるまで加熱する。
- 2のかつお節が沈んだら網で漉し、鍋に戻す。
- 3の大和芋をボールに移し、熱いうちにスプーンで潰し、塩少々、片栗粉を加えてよく混ぜる。
- うなぎは一口大に切る。
- ラップに5を適当な大きさに広げ、中心にうなぎを乗せてラップを茶巾状に絞り、形を整えながら饅頭状に成形する。
- 7を電子レンジで2分程加熱する。
- 4のだしを温め、塩、薄口しょう油で味を調え、水溶き片栗粉でとろみを付ける。
- お椀に8の饅頭を入れ、9の餡を流し入れてわさびを少量載せる。
- 今回は、上品に仕上げたかったのでだしの取り方に気を遣いました。だしがしっかり効いていれば、少しの塩加減でとっても美味しい餡ができます。
- 本当は海老芋で作りたかったのですが、無かったので大和芋で代用。それが意外にぴったり合いました。うなとろ丼がある位なのでうなぎととろろの相性はいいのでしょう。大和芋は加熱するとねっとりした食感になり、とろろの風味が活きたとても美味しい饅頭になります。
- 使う芋はお好みで。大和芋以外にもじゃが芋、里芋、海老芋などでもいいですし、蓮根でも美味しそう。
- 今回は水分を加えず芋と片栗粉で生地を作ったので、結構しっかり目の饅頭になりました。柔らか目がいい場合は少量のだしを加えて調整してもいいでしょう。
- 中のうなぎが甘辛いので、饅頭の下味と餡の味付けは薄味に。あっさりしたとろろ芋とだしの風味でうなぎを楽しむひと品です。
★菜の花の韓国海苔風和え物の作り方
- 菜の花は3等分程度に切り、しばらく水に漬けておく。
- 鍋にお湯を沸かし、塩を加えて菜の花を入れ、さっと茹でる。
- ざるにあけてしっかり湯切りする。
- 熱いうちに菜の花をボールに入れ、塩、ごま油、コショー、細かくちぎった海苔(もみ海苔やきざみ海苔もOK)を加えてよく混ぜ、しばらく置く。
- 胡麻和えや辛し和えなどは冷水に取ってシャキッとさせますが、今回は油と塩が味付けのメインなので、熱いうちに味付けをしてよく味が載るようにしました。
- 余熱で火が通るので、茹で時間はいつもより短めにします。
- ごま油と塩を合わせることで、韓国海苔のような風味に仕上げました。和え物にすれば水分を吸ってバラけてくれるので、湿気てしまった海苔でも大丈夫。無駄にせずに再利用することができます。
コメント