いつものようにスーパーへ行くと、前日のセールで国産牛のすき焼き用肉が200g以上入って500円台で売っていたものが、なんと更に200円引きに。つまり、300円台で買えてしまう大変な事態に。
もちろんすぐ2パックをかごに入れましたが、そこからが大変。なんとなくすき焼きの濃~い気分でもないし、でもお鍋は食べたい気分だし。
そこで困ったときのお助け鍋トリオである、きゃべつ、ニラ、もやしに登場してもらいました。この3つは塩、味噌、しょう油味のどれにでも合いますし、和でも中華風でも何でもよしというありがたい脇役たち。
でも味付けはどうしよう・・・、と更に悩んでいて思いついたのが、僕の愛する万能調味料、塩麹と塩昆布。いつもは別々に使っていますが、それぞれ単体であれだけ美味しくなるんだから合わせたらどうなるんだろう?と実験してみることに。
結果は大成功!だしを取る必要も無く、切って盛って掛けて煮るだけの超手抜き鍋が完成。それなのに具材と塩麹、塩昆布から出た旨味がギュッと詰まった、ボリューム満点の美味しいお鍋になりました。これだから料理は面白い。やめられません。
今回は、牛の変わり麹昆布鍋をご紹介。
★牛の変わり麹昆布鍋の作り方
- きゃべつは食べやすい大きさにざく切りする。ニラは適当な長さに切る。にんにくは厚めにスライスする。
- 牛すき焼き用肉は、大判なら半分に切っておく。
- 焦げ付かない材質の浅い鍋(フッ素加工のすき焼き鍋等)にきゃべつ、もやし、ニラの順に重ね、にんにくを散らす。
- すりごま、コショーを掛け、塩昆布、塩麹を加え、コップ2杯程度の水を回し掛ける。
- 牛肉を一枚ずつ剥がし、野菜に蓋をするようにして重ねる。
- 中火にかけ、野菜がしんなりするまで煮る。
- 味見をして足りないようなら塩麹で調整し、風味付けのごま油少量を垂らす。
- たまに作るにんにくたっぷりのもつ鍋チックなお鍋。今回は牛をメインにし、旨味の詰まった塩昆布、塩麹で味付け。だしを取る手間がありません。
- 塩昆布と塩麹半々で味付けするイメージで。最初から濃くすると調整がきかなくなるので、若干少なめで作ったほうがいいかもしれません。
- 野菜からたっぷり水分が出るので水は少なくてOK。お肉が蓋の代わりをするので蓋をする必要もありません。
- お肉を上にすることで蓋の役割となるほか、最後に火が通る状態になるため固くならず美味しく頂けます。
- 野菜の食感を失わないよう、中火でさっと煮ます。最初はかなりのかさですがすぐに沈み始め、全体がきちんと煮えます。
- お好みで豆腐やお餅を入れても。〆はうどんがお勧めです。
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