春の訪れを感じさせる香りの強い野菜や山菜。のびるやあさつき、うどなども好きですが、特に好きなのが行者にんにく。あの独特の風味はこの時期ならではのごちそうです。
そんな行者にんにくを、今回はカルパッチョのソースに活用。さっと湯通しした行者にんにくは辛味が適度に抜け、強い香りが食欲をそそります。トマトと合わせれば旨味も倍増。淡白な鯛をいつもとは違った美味しさに変身させてくれました。
今回は、鯛の行者にんにくカルパッチョ、煎り大豆でスパムひじきをご紹介。
★鯛の行者にんにくカルパッチョの作り方
- 行者にんにくはざるに載せてお湯をかけ、水気を絞って小口切りにする。
- トマトは角切りに、鯛刺身用は薄造りにする。
- ボールにトマト、行者にんにく、塩、コショー、ごま油を入れてよく混ぜる。
- 鯛を皿に盛り、3のソースを掛ける。
- 行者にんにくは茹でずにお湯を掛けることで、火が通りすぎず適度に風味と辛味を残すことができます。
- トマトのフレッシュ感を楽しみたい場合は、食べる直前にソースを作ります。少し馴染ませて一体感を出す場合は、食べる少し前にソースを作り冷蔵庫に置いておきます。
- 今回はカルパッチョに載せましたが、蒸し鶏やカナッペ、そうめんなどと合わせても美味しそう。
★煎り大豆でスパムひじきの作り方
- 玉ねぎはスライス、スパムは短冊切りにする。
- 焼き豆腐は手で軽く押して水を切る。
- 鍋にかつおだし、みりん、ひじき、スパム、玉ねぎ、煎り大豆を入れて火に掛ける。
- アクが出たら取り除き、焼豆腐を手でちぎりながら加え、弱火で煮る。
- 煮汁が減ってきたら味見をし、薄口しょう油で味を調えて好みの加減になるまで煮含める。
- 今回は節分の豆が余ったので、初めて煎り大豆を煮物にしました。水煮よりも香ばしく味も凝縮され、柔らかい中にも適度に歯ごたえが残ります。僕はこちらのほうが好みかも。
- 普段はひじき煮には油揚げや厚揚げを使いますが、今回はスパムでボリュームある仕上がりにしてみました。かつおだしとの相性もピッタリです。
- スパムに塩分が含まれているので、しばらく煮てから味をみて調整してください。
- スパムに油分が含まれているため、今回はくどくならないように煮る前の炒める工程を省きました。
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