今年から近くのスーパーで売るようになった姫竹。これまで東京では水煮しか手に入らなかったので、もうこれは本当に嬉しいこと。山の温泉へ行かなければ味わえなかったあの美味しさが家で楽しめるのですから。
この日もふと売り場を見てみると美味しそうな姫竹が。どうやって食べようかと考えていたところ、だいぶ前に岩手の松川温泉の宿で食べたサバ節との煮物を思い出しました。
でもサバ節ってそういえば売っていない。そこで今が旬のかつおを一緒に煮てみることに。今のかつおは余分な脂がなくクセも少ないので、炒め煮にするにはもってこい。かつおから出る旨味をまとった姫竹は、それはもう日本酒がすすむ美味しさ。山の幸って、本当にじんわり旨いよなぁ。
ということで今回は、姫竹とかつおそぼろの味噌煮、ささみの花椒パクチーだれをご紹介。
★姫竹とかつおそぼろの味噌煮の作り方
- 姫竹は皮をむいてたっぷりのお湯で6~8分程茹で、半日ほど水に晒してあく抜きする。(途中何度か水を換える。)
- 1の姫竹は斜め切りに、刺身用かつお柵はスライスする。
- フライパンにごま油をひき、かつおを両面焼く。
- ほぐれる位まで火が通ったら軽くほぐし、姫竹を加えてさっと炒める。
- 姫竹に油が回ったら、水、酒、みりん、ちぎった鷹の爪を加えて強めの弱火で煮る。
- 好みの具合まで煮詰まってきたら、味噌を加えて溶かし全体をよく混ぜる。
- 味噌の味が馴染むまでさっと煮たら、皿に盛る。
- 今回はかつおを敢えてそぼろ状にし、姫竹との馴染みをよくしました。一緒に食べればお酒やご飯がすすみます。
- かつおの臭いが気になる場合は、サラダ油でかつおを焼き、出た油を一旦拭き取ったあとでごま油を足してください。でも刺身用ならそう臭くはならないと思います。
- 今回は鷹の爪をきかせましたが、実山椒や針しょうがに替えてもおいしそう。
★ささみの花椒パクチーだれの作り方
- パクチーはざく切りに、トマトはさいの目切りにする。
- ささみは茹でて粗熱を取り、スライスして皿に並べる。
- ボールにパクチー、トマト、おろしにんにく、塩、潰した中国山椒、タバスコ、ごま油、はちみつを入れてよく混ぜ、2に掛ける。
- パクチーとトマトを細かく刻むことでたれとの馴染みがよくなり、ささみと一緒に食べたときによく絡みます。
- 花椒の香りやしびれる辛味に、タバスコの爽やかな辛味をプラス。これからの暑い季節向きのおいしいたれです。
- 今回はなんとなくアジアンっぽくしたかったので、はちみつでちょっとだけ甘味を足しました。甘酸っぱ辛い、なんちゃってエスニック。
コメント