先日木更津に遊びに行った際、初めて食べた木更津の地海苔。
アクアラインを通る高速バスで向かったのですが、同じ東京湾とは思えないほど広い干潟が広がり、多くの漁師さんが作業をする光景を目の当たりにし、僕の知る東京や横浜あたりの東京湾とは全く違う姿に驚きました。
そんな海で育まれた海苔。現地でバラのまま乾燥させた海苔がたっぷり載ったおそばを食べたのですが、その風味の良さと肉厚な食感の良さにすっかり惚れてしまい、2袋をお土産として買って帰りました。
東京湾の海苔は有名なのは知っていましたが、灯台下暗し、これまで食べずにきたことを後悔する程の美味しさでした。そんな肉厚で磯の風味たっぷりの海苔を、これまた千葉県産のこだま貝と組み合わせ。
こだま貝ははまぐりに似た貝ですが、もっと磯っぽい風味を強く感じます。こだま貝のだしと木更津の海苔を卵でとじれば、口に入れた瞬間房総の海の香りが広がり、日本酒をぐいっといきたくなるひと品になりました。
今回は、地海苔とこだま貝の磯卵とじ、枝豆のしょう油煮をご紹介。
★地海苔とこだま貝の磯卵とじの作り方
- こだま貝は砂をしっかり吐かせておく。
- 鍋に少量のお湯を沸かし、こだま貝を入れて蓋をし中火で煮る。
- 貝の口が開いたものから取り出し、殻から身を外す。
- 貝を取り出した後のだし汁の味見をし、みりん、薄口しょうゆで味を調える。
- 4にこだま貝の身、地海苔を加え、煮立ったら溶き卵を回し入れて蓋をする。
- しばらくしたら火を止め、余熱で卵が好みの具合に固まるまで待つ。
- 今回初めて食べたこだま貝。身ははまぐりのようですが、磯の風味はそれ以上。貝好きにはたまりません。もちろんはまぐりやあさりでもOK。
- 貝のだしの塩分により、薄口しょうゆの量を調整します。
- こだま貝も海苔も煮過ぎると食感が悪くなるので、入れてから卵でとじるまで手早く仕上げます。
★枝豆のしょう油煮の作り方
- 枝豆は両端をはさみで切り、塩で揉み洗いする。
- かつお節は揉んで細かく砕く。
- 鍋に枝豆、しょう油、少量の水、ちぎった鷹の爪、かつお節を加えて強火に掛ける。
- 煮立ってきたら中火にし、煮汁が少なくなるまで煮る。
- 好みで冷蔵庫で一晩寝かせる。
- 先日訪れたおそば屋さんで出てきたものが美味しかったので真似してみました。
- 枝豆の両端を切り落とすことで、味の浸みが良くなります。
- 塩茹での場合はちょっと固めが好みですが、しょう油煮の場合は柔らかくなるまで煮たほうが美味しくなる模様。加減はお好みで。
- 煮たても美味しいですが、冷蔵庫で寝かせたほうがしっかりと味が浸み、より美味しくなります。水を少量しか使っていないため日持ちがするそうなので、いっぺんに作って毎日ちょこっとずつ変化を楽しむのも良さそうです。
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