急速に寒くなってきた今日この頃。特に朝夕の寒さは目に見えて厳しくなり、アツアツのものが食べたくなる季節となりました。そんな時に食べたくなるのがグラタン。いつもはオーソドックスなものを作りますが、たまには違ったものもいいかな、とアレンジしてみることに。
今回、グラタンに入れてみたのが秋田名物きりたんぽ。僕はきりたんぽ鍋が好きなのですが、うちでは好評ではないため、中々きりたんぽを食す機会に恵まれません。僕にとっては、秋田へ行った際のお楽しみにすらなりつつあります。
そんな中、スーパーをうろうろしていて目についた、いかにも香ばしそうな焼き色が付いた立派なきりたんぽ。どうにかこうにか活用法がないかと考えていた時に思い当たったのがドリアでした。
ドリアがあるなら、きりたんぽをグラタンに入れてもいいじゃん。その思い付きで適当に作ってみましたが、これが大成功。ドリアとは違った仕上がりになりましたが、お米の優しい風味を感じる、一味違ったグラタンに仕上がりました。
今回は、きりたんぽ鍋風グラタン、すき焼きオムレツ トマトバルサミコソースをご紹介。
★きりたんぽ鍋風グラタンの作り方
- 玉ねぎは厚めにスライス、ごぼうはささがきにする。鶏もも肉はひと口大に切り、舞茸は小房に分ける。
- フライパンにバターを溶かし、玉ねぎ、鶏肉を炒める。
- きりたんぽはパッケージの指示に従って電子レンジ等で軽く加熱し、柔らかくしておく。
- 鶏肉に火が通り始めたら、ごぼう、舞茸を加え、きりたんぽをひと口大にちぎり入れて炒める。
- 塩、コショーで下味を付け、ボールに取り出しておく。
- 同じフライパンにバターを多めに追加し、小麦粉を加える。
- 小麦粉の粉っぽさが無くなるまで炒めたら牛乳を少量加え、良く練って団子状にする。
- ダマが無くなりまとまったら牛乳を少量加え、再度良く混ぜる。
- 練って牛乳を加えて、の工程を繰り返し、ペースト状になったら牛乳を必要量加える。
- ダマにならないよう全体を混ぜながら弱火でじっくりとろみが付くまで煮る。
- 好みの具合までとろみが付いたら塩、コショー、味噌少々で味を調える。
- 11のホワイトソースに5の具材を加えて全体を良くなじませ、耐熱容器に移す。
- チーズ、パン粉を載せてオーブンへ入れ、きつね色になるまで焼く。
- 手順はいつものグラタンと同じですが、具材と味付けを少し変えました。今回はきりたんぽ鍋を意識して鶏、ごぼう、舞茸を加えました。
- ホワイトソースに味噌を少量加えることで、きりたんぽや鍋風具材との相性を良くしました。加えすぎると味噌っぽくなるので、隠し味程度でOKです。
- きりたんぽはあらかじめ具材と合わせておくことで、具から出た美味しい汁を吸い、良く馴染んでくれます。
- ドリアとは違う、きりたんぽ特有の半殺しの食感が楽しいグラタンになりました。香ばしさが欲しい場合は、電子レンジで加熱ではなく、トースターや魚焼きグリルでこんがり炙って加えてもいいかもしれません。
★すき焼きオムレツ トマトバルサミコソースの作り方
- 残ったすき焼きの具はあらかじめ適当な大きさに切って(潰して)おく。
- トマトは角切りに、玉ねぎは粗みじんに切る。
- ボールにトマト、玉ねぎ、塩、コショー、バジル、はちみつ、バルサミコ酢を加えてよく混ぜ、しばらく置いて馴染ませる。
- じゃがいもは皮を剥いてスライスし、オリーブオイルで炒める。
- ボールに卵を溶き、すき焼きの残り、じゃがいもを加えて良く混ぜる。
- フライパンにオリーブオイルをひいて熱し、5を入れる。
- 半熟状になるまでかきまぜたら弱火にし、蓋をしてじっくり焼く。
- 全体が固まり始めたら裏返し、再度蓋をして好みの具合まで焼く。
- 3のソースを添えて頂く。
- 前日作ったすき焼きが思いのほか余ってしまい、どうにかワインに合うようなおつまみにならないかと試したひと品。フレッシュトマトソースの爽やかさが、すき焼きの甘辛さをいい具合に引き締めます。
- すき焼きにしっかり味が付いているので、卵には味付けしなくてもOK。
- しょう油と糖分が入っているので、焦げ付きには要注意。弱火でじっくり火を通します。
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