涼しくなってからというもの、急にお鍋の登場回数がグンと増えてきました。猛暑だったこの夏、あの手この手で食欲を減退させないように頭を悩ませていた分、お鍋という手が使えるようになると、一気に手抜きモードに入ってしまいました。
それでも、いつも同じような味付けにするわけにはいかないので、色々と試行錯誤をしてみます。ということで、去年結構流行っていたカレー鍋に、遅ればせながら初挑戦。
これまで、食べ進むうちに飽きてしまいそうなイメージがあったので手を付けませんでしたが、意外や意外、カレーのスパイシーさが食欲を刺激し、いつも以上に食が進んでしまいました。冬本番になったら、もう一度挑戦してみたい、そんなお鍋になりました。
今回は、自家製スープのまろやカレー鍋をご紹介。
★自家製スープのまろやカレー鍋の作り方
- 圧力鍋に多めの水を張り、鶏ガラを入れて蓋をして強火に掛け、蒸気が上がったら弱火にして30分加圧し、自然放置する。
- ピンが下がったら蓋を開け、アクが浮いていたら取り、泡立て器やお玉で鶏ガラを細かく砕く。
- 小さく切った昆布、かつお節を加えて再度蓋をし、強火にかけて蒸気が上がったら弱火にし、15分加圧して急冷する。
- ピンが下がったら蓋を開け、網で絞るようにしながらスープを漉す。
- 4のスープに、市販のカレールー、しょう油、みりんを加えて味を調える。
- 合い挽き肉に、玉ねぎのみじん切り、塩、コショー、ナツメグ、セージ、ケチャップ少々、卵、片栗粉を加えてよく混ぜ、肉団子のタネを作る。
- ニラは適当な長さに、玉ねぎはくし型切り、キャベツはざく切り、ちくわぶは斜めの厚めのスライス、豆腐、じゃがいも、油揚げは一口大に切る。
- 食卓で弱火~中火に掛けて焦げ付かないように気を付け、煮ながら頂く。
- 今回はいかにも、というカレー鍋を食べたかったので、市販のカレールーを使用しました。
- うちはカロリーハーフのものを使っていますが、使うルーの種類や味の濃さによって、入れる量を加減してください。あまり入れすぎると、単なるカレーになってしまい、せっかく取ったスープが感じられないのでご注意を。あっさり系がいい場合は、ルーではなくカレー粉を加えても。
- 鶏の臭いが気になる場合は、圧力鍋に掛ける前に茹でこぼし、血合いなどを取り除いてください。
- 鶏からしっかり出た旨味やコラーゲンと、かつお節と昆布の旨味が相乗効果を生み、とても美味しいスープになります。
- 高圧で調理するため、かつお節や昆布は煮ても臭みは感じませんが、気になる方は2度目の加圧時には加えず、蓋を開けた後に通常のダシとりの要領で作ってみてください。
- かつお昆布ダシだけだとカレーうどんのようになりますが、鶏ガラのコクを加えることで、グッと鍋のスープらしくなります。スープの旨味を強く出すことで、カレーの使用量を抑えられ、食べ進んでも飽きない味に仕上がります。
- 和の食材である豆腐や油揚げとの相性もぴったりで、具は何でも合いそう。特に今回のお勧めはちくわぶ。お餅とも違う、なんとも言えない美味しさでした。
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