この日は、うなぎの白焼きと肝の佃煮を頂いたので、ガッツリ日本酒を飲んでしまおう!と意気込んでいました。
そうなると他にも日本酒に合うようなおつまみを作らないわけにはいきません。何にしようかな・・・とスーパーをうろうろしていると、いつもは豚モモしか売っていないのに肩ロースの煮豚用ブロックを発見。
僕は豚は脂があったほうが好きなので、これは買いだな!と思い購入。買ったはいいけど、どう煮豚にするか考えていなかったので、帰り道歩きながら色々妄想。行き着いた先は味噌でした。
これなら甘辛いだけでなくきっと日本酒に合うだろうと思い、早速実行。バッチリ日本酒に合うおつまみになってくれました。
今回は、ピリ辛味噌煮豚、菜の花のとろろ昆布辛し和えのご紹介。
★ピリ辛味噌煮豚の作り方
- ジップロックにニンニク、しょうがをすりおろし、味噌、しょう油少々、豆板醤、オイスターソース少々、みりん、砂糖、ごま油少々、水を加えてよく混ぜ、豚ブロック肉を入れて冷蔵庫で寝かせる。
- フライパンにごま油をひき、中火で1のブロック肉の表面をこんがり焼く。
- 弱火にして温度が下がったところで、1の漬けだれを全て入れる。
- 水分が足りないようなら足し、ときたま両面を返しながら弱火でじっくり煮込む。
- 煮詰まり始めたら、殻を剥いた茹で卵を加える。
- 豚肉に火が通り、好みの具合まで煮詰まったら火を止め、しばらく置く。
- ブロック肉を取り出してスライスし、煮卵と共に皿に盛る。
- 煮汁を再度火に掛け、温めながら煮詰めて7に掛ける。
- 今回は味噌と豆板醤、ニンニクしょうがをきかせて味付けしてみました。仕上がりは味噌ラーメンに近い味になりました。煮汁の煮詰め方を弱くし、残った汁にラーメンを入れても美味しそう。
- 煮込み始めの水分量は、ブロック肉が半分浸かる程度でOK。あまり多いと煮詰めるのに時間が掛かってしまい、豚の煮過ぎになってしまいます。
- 煮詰める加減はお好みで。僕はつゆ多目が好きなのでそれ程煮詰めませんでした。しっかり煮詰める場合は、最初に加える調味料を少なめにし、煮詰めて丁度良くなる位に加減してください。
- 卵は仕上げの前段階で加えます。煮過ぎないことで、卵が固くならないようにします。
- ブロック肉を切る際は少し落ち着かせてから。熱いうちに切るとせっかくの肉汁が流れ出てしまいます。
- 今回は他に使う用事が無かったので買いませんでしたが、ぜひ白髪ねぎを添えてみてください。きっと合うと思います。
★菜の花のとろろ昆布辛し和えの作り方
- 菜の花は3等分程度に切り、しばらく水に漬けておく。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を加えて1の菜の花をさっと茹でてお湯を切り、冷水で締める。
- ボールにしょう油、からしを入れてよく溶き、水気をしっかり絞った菜の花を加えてよく混ぜる。
- 3に細かくちぎったとろろ昆布を加え、全体をよく混ぜる。
- 皿に盛り付け、細かくちぎったとろろ昆布を載せる。
- 菜の花は茹でる前に水につけるのがポイント。仕上がりのシャッキリ感が全然違います。
- いつも辛し和えを作るときは少量のかつおだしを加えますが、今回は昆布の旨味が出るので省略しました。
- 昆布の塩分もあるので、しょう油での味付けは控えめに。
- とろろ昆布が溶けすぎてドロドロにならないよう、菜の花の水気はしっかりと絞ります。しょう油の量も菜の花に味が付き、菜の花が吸収して水気が出ない程度にします。
- 今回は、函館土産のガゴメ昆布というとても粘りの強い昆布を使いました。濃厚な昆布の風味が菜の花の苦味に合います。もちろん普通のとろろ昆布で作ってもOK。いつもの辛し和えにちょっとアレンジするだけで、ぐっとお酒に合うようになります。
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