ミズ。僕の大、大、大好きな山菜。初夏に東北や信州に行くと出会える、僕にとっては旅先でのごちそう。シャッキシャキの食感の中にちょっとした粘りもあり、お浸しや漬物、水物など、色々な食べ方でその美味しさを楽しめます。
そんなミズですが、数年前に近所のスーパーで売っていましたが、売っていたのはその一年だけで、その後全く姿を見ることが無くなってしまいました。筋を取るのも面倒だし、そもそも東京ではあまりなじみの無い山菜なので、店頭に並べても売れないのかなぁ、とガッカリ。
ところが今年になり、久々にミズ発見!!反射的にカゴに入れてしまいました。だってこの機会を逃すと、またいつミズを食べられるのか分からないんですもん。半分はシンプルにお浸しで味わうことにして、もう半分はこれまた大好物の初鰹と合わせておつまみにすることに。漬けても失われないシャキシャキ感。一口噛むごとに、山の温泉の思い出が溢れてくるようです。
今回は、ミズと鰹のにんにくレモスコ醤油漬け、山うどと鰹のごまスコぬた、山うどのおかか塩きんぴらをご紹介。
★ミズと鰹のにんにくレモスコ醤油漬けの作り方
- ミズは筋を取りつつ食べやすい長さに折る。(詳しい下ごしらえの方法は検索してください。結構手間と時間が掛かります。)
- 1のミズをさっと塩茹でし、水にとって粗熱を取る。
- かつおはぶつ切りにする。にんにくはスライスする。
- ジップロックに、にんにく、しょう油、レモスコを入れて混ぜ、かつお、ミズを加えて密閉し、冷蔵庫でしばらく寝かせる。
- 先日、新しく買ってしまったレモスコ。爽やかな酸味とスキッとした辛味が美味しい調味料です。これを加えると程よい酸味が加わり、この時期にぴったりのおつまみになります。
★山うどと鰹のごまスコぬたの作り方
- 山うどは厚めに皮を剥き、芯の部分を好みの厚さに切って酢水に浸ける。
- 1の山うどをさっと塩茹でし、ざるにあける。
- かつおはぶつ切りにする。
- ボールに味噌、砂糖、酢、ごまスコを入れて混ぜ、うど、かつおを加えて和える。
- 相方さんが食べられないので滅多に買わないうどですが、この日はひとりご飯のため解禁♪香りと食感のより強い山うどは、この時期ならではの美味しさです。
- 僕はさっと茹でたうどが好きですが、生のままでも食べられるのでお好みで。
- うどやかつおの水分で酢味噌が薄まらないよう、食べる直前に和えます。
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★山うどのおかか塩きんぴらの作り方
- むいた山うどの皮は太めの千切りにする。
- 山うどの穂先は太いものは縦半分に割り、食べやすい長さに切って酢水に浸ける。
- フライパンにごま油をひき、うどの皮と穂先を炒める。
- 八割方火が通ったら、みりん、塩を加え、絡めるようにしながら炒める。
- みりんの水分が飛んだら火を止め、かつお節、七味を加えてさっと混ぜる。
- いつもは甘辛しょう油味のきんぴらにしますが、今回はあっさりと塩とかつお節の旨味で仕上げました。うどの香りと独特の風味が、より一層楽しめます。
- 今回は山うどを使ったので、比較的長い時間しっかり炒めました。余り硬いと食べにくいので、火の通し具合はお好みで調整してください。
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