最近、何となく魚メニューが増えてきた我が家の食卓。ちょっと前までは、しばらく魚が続くと相方の不満たらたらがあったのですが、ここしばらくは魚続きでも全くリアクションなし。教育の結果馴れたのか、呆れたのか、途方に暮れたのか。
日本酒好きな僕としては、やっぱり魚介に手が延びてしまうところ。でも、そう言う僕もお肉も大好き。お肉しか食べない状況だと魚が恋しくなりますが、魚を結構自由に食べられるようになると、やっぱり恋しくなってしまう肉料理。とりわけ魚が続いた後には、「ブロック肉」が美味しそうに目に映るのです。
この日もそんな状態でスーパーへ。肉を捜す僕の気配を察してか、ドンピシャで豚バラブロックが安売りに。角煮?煮込み?と思いつつも、このジメジメした季節にガッツリ系は嫌だなぁ、と悩みタイムへ。
でもやっぱり美味しそうなバラブロックだし・・・。と誘われ、どうせなら今までやったことの無い調理法を適当に試してみることに。キウィとトマトの酸味に助けられ、バラの脂っぽさとは無縁の爽やかな仕上がりになりました。このソースが一番の立役者かもしれませんね。
今回は、ペッパーセサミポーク トマトキウィソース添えをご紹介。
★ペッパーセサミポーク トマトキウィソース添えの作り方
- 豚バラブロック肉に塩麹を良く擦り込み、冷蔵庫で半日~1日程寝かす。
- すりごま、粗引きコショーを、あらかじめたっぷりと混ぜ合わせておく。
- 1のバラ肉を取り出し、水分が出ているようなら軽く拭き取り、全ての面にはちみつを塗り込む。
- 3の表面に2をたっぷりとまぶし、押し付けるようにして肉に纏わせる。
- 200℃に予熱しておいたオーブンに入れ、180℃で20分程焼く。
- トマトは湯剥きし粗みじんに切る。キウィも皮を剥いて粗みじんに切る。
- 鍋にオリーブオイルをひいて中火に掛け、トマトとキウィを炒める。
- 具材から水分が出てきたら白ワインを加え、中火で煮詰める。
- 5のオーブンが時間になったら一旦取り出し、肉を裏返して好みの野菜を加え、再度180℃のオーブンで20分焼く。
- 8の鍋が煮詰まりとろみがでたら、塩、セージで味を調える。
- オーブンのタイマーが切れたらそのまま10分ほど放置し、肉汁を落ち着かせる。
- バラ肉を好みの厚さに切り分けて皿に盛る。
- 野菜を出た肉汁、落ちたゴマを添え、10のソースを添えて出来上がり。
- いつもは肩ロースで作りますが、今回は敢えてバラブロックで作ってみました。特有の厚い脂身も、塩麹の漬け込みと酸味のたったソースで、夏でもさっぱり食べられます。
- 結構固くなりがちなバラブロック。今回は塩麹で漬けることで柔らかく仕上げましたが、塩麹が無い場合は塩、オイル、はちみつ等をしっかり揉み込み、1日程度は寝かせたほうがいいかもしれません。
- 今回は、豚の味のシンプルな美味しさと、表面のゴマとコショー、焼き目の香ばしさを楽しむため、敢えて下味は最低限に。好みでにんにくやローズマリーを加えてもいいかもしれません。
- 今回ドンピシャだったのがこのソース。トマトは必ず湯剥きで。トマトを湯剥きすることなど数年に一度の僕ですが、今回の湯剥きは必須です。そうでないと、キウィの種のプチプチ感が失われます。
- フレッシュな感じが好きな方はトマトとキウィを炒めず煮込まずの方がいいかもしれませんが、しっかり炒めて煮込んだ方が一体感が増し、ソースとして良くお肉に絡んでくれます。
- キウィの酸味はトマトのそれとは別物。煮込むと丸くなるトマトの酸味を補い、種の食感も楽しませてくれる。一本筋の通ったような酸味が、脂の多いお肉に合うのかもしれません。
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