子供の頃から舌と記憶に染みついている、即席ラーメンの味。うちでは土曜のお昼に登場する機会が多くありました。ラーメンを食べてから友達と遊びに行く。それが、僕の土曜日でした。
出前一丁やうまかっちゃん、チキンラーメンなど、今も変わらず在り続けるラーメンたち。その中でも王者の風格漂うと言いたくなってしまうのが、サッポロ一番シリーズ。
しょう油の香ばしさも良いし、味噌のちょっとしたスパイシーさも捨てがたい。でも塩のあの独特な美味しさは何なのでしょうか。唯一無二、一度食べたくなったらもうどうしようもないのです。
この日も、会社へと玄関を出た時から、どうしても無性にサッポロ一番塩ラーメンが食べたくなってしまいました。もう心は塩ラーメンで一杯。今夜の晩酌のお供にすることに決めました。
晩酌の供とするには、ラーメンそのままでは余りお酒に合いません。そこで、ラーメンをおつまみへと変身させてくれる魔法の調理法、ラーメンサラダにしてみることに。
野菜と麺はサッポロ一番塩ラーメン味を保ちつつ、上に載せるひき肉をちょっとだけアジアンな感じにアレンジ。そうすると、意外にも全体がエスニックな雰囲気に変身し、これはこれで美味しい。
遠くにサッポロ一番を感じる、でも言わなければきっと分からない。即席めんとスープで作ったにしては想像以上の出来上がりに、思わずビックリしてしまうのでした。
今回は、アジアン風味のサッポロ一番塩サラダをご紹介。
★アジアン風味のサッポロ一番塩サラダの作り方
- キャベツ、オクラ、赤ピーマンは太めの細切りにする。えごまの葉はざく切りに、トマトは角切りにする。にんにく、しょうがは粗みじんに切る。
- 中華鍋(またはフライパン)にごま油をひき、にんにく、しょうがを炒める。
- 香りが出たらちぎった鷹の爪を加え、辛味が出るまで炒める。
- 牛挽肉を加えて火が通るまで炒め、トマト、えごまの葉を加えてさっと炒める。
- オイスターソース、砂糖、コショー、セージを加えて火を止め、レモン汁を加えて混ぜる。
- 大きな鍋にお湯を沸かし、サッポロ一番塩ラーメンの麺を3分茹でてざるにあけ、水で洗って締める。
- 残ったお湯でキャベツ、オクラ、赤ピーマンを好みの具合に茹でる。
- ボールに少量の茹で汁で塩ラーメンのスープを溶き、レモン汁、コショー、添付の切り胡麻を加える。野菜の量により、塩を加えて味を調整する。
- 茹で上がった野菜は湯切りをしっかりし、8のボールに入れて良く和え、皿に盛る。
- 残ったドレッシングで8の麺を和えて載せ、最後に5のひき肉炒めを載せる。
- 袋めんのあの何とも言えない風味は、ラーメンの茹で汁でスープを溶くから。賛否両論あるようですが、僕は絶対茹で汁派。なので今回も、野菜も茹で汁で茹で、スープも茹で汁で溶きました。カップのサッポロ一番には無いあの感じが、袋めんの美味しさです。
- 今回は温かいままホットサラダとして食べました。お好みでつめたく冷やしても。
- ひき肉炒めは鷹の爪の辛さをきかせ、甘辛のエスニックっぽい味付けにしました。えごまの葉の風味が良く合います。
- よりサッポロ一番塩ラーメンの味を楽しみたい場合は、ラーメンスープを残しておき、ひき肉炒めの味付けをラーメンスープベースにするといいかもしれません。
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