何だか今年の秋はすっかりきのこにはまってしまった僕。一度買い始めると、いつも買う材料が偏ってしまう悪い癖が出ちゃいました。それでもやっぱり美味しい秋のきのこ。今では1年中同じ品質のものが売っていますが、秋の空気を感じながら食べると、やはり季節を感じますね。
今回は、そんなきのこを和風に仕立ててみました。きのこの優しい風味はやっぱり和食に合います。日本酒もより美味しくしてくれること間違いなし。季節のものを食べ日本酒で流す。日本に生まれてよかったと思う、至福の瞬間です。
今回は、秋の香りの里芋饅頭、きのこの塩麹白和え、かつおと大根の中華サラダ風をご紹介。
★秋の香りの里芋饅頭の作り方
- しいたけは傘と軸に分けてそれぞれさいの目切りにする。
- フライパンに極少量のごま油をひき、豚挽肉を炒める。
- 挽肉からしっかり脂が出たらしいたけを加えてひと混ぜし、みりん少々、しょう油少々を加える。
- 水分がしっかり飛ぶまで炒める。
- 里芋は皮を剥いてラップに包み、電子レンジで柔らかくなるまで加熱する。
- ボールに5の里芋を入れて熱いうちに潰し、片栗粉を混ぜる。
- ラップに6を伸ばして4のそぼろを載せ、茶巾状にしっかり包む。
- 7を電子レンジで3分程加熱する。
- 鍋にかつお昆布だしを温めてなめこを加え、塩、薄口しょう油で味を調えて水溶き片栗粉でとろみを付ける。
- お椀に8の里芋饅頭を入れ、9の餡を掛ける。好みでわさびを載せる。
- そぼろを作る際は油も調味料も少なめに。水分、油分が多いと染み出してくるほか、きのこの風味を邪魔してしまいます。
- ねっとり感の強い里芋なら片栗粉は加えなくても大丈夫。潰してみて加減を見てください。
- きのこと里芋の風味がよく合い、体が温まる一品になりました。
★きのこの塩麹白和えの作り方
- 木綿豆腐はバットに移してラップを掛け、重石を載せてしっかり水切りする。
- みつばは適当な長さに切ってざるにあけ、熱湯を掛けてさっと火を通す。
- しめじは1本ずつに割く。
- 鍋にお湯を沸かし、しめじ、なめこを茹でる。
- ざるにあけてしっかりと湯切りし、少量のしょう油を掛けて混ぜる。
- すり鉢にしっかり水切りした豆腐を崩し入れ、すりこ木で潰す。
- 塩麹、練りごまを加えて滑らかになるまで擦る。
- 7にしっかり水分を切ったみつばときのこを加えて和える。
- 今回は風味豊かなきのこを滑らかな白和えにしました。使うきのこはお好みのものでOK。
- きのこは茹でた後にしょう油で軽く下味を付けることで、味がボケずに締まります。
- 今回は塩麹を使いましたが、無い場合は薄口しょう油でOK。甘味が足りなく感じる場合は砂糖またはみりんを足します。練りごまも無ければ入れなくてもOK。
★かつおと大根の中華サラダ風の作り方
- みつばは適当な長さに切ってざるにあけ、熱湯を回し掛けてさっと火を通す。
- 大根は千切りにする。かつおはスライスする。
- ボールにポン酢、豆板醤、ごま油を入れて良く混ぜる。
- 皿に大根を敷いてかつおを並べ、みつばを散らして3のドレッシングを掛ける。
- いつもは大根おろしで食べるかつおのたたきをアレンジしてみました。同じ材料でも切り方や調味料を変えるだけで大変身します。
- 大根のシャキシャキした食感と爽やかな辛味で戻り鰹をさっぱりと頂けます。
- 今の時期はかつお自体に脂があるので、ごま油は風味付け程度にします。
- 好みでねぎやごまを散らしても。
コメント