僕の好きな春の香りのひとつ、せり。しゃきっとした食感と独特の香りは、香りと味覚、気持ちにまでも春を連れてくるような爽やかさ。本当に美味しいですね♪
これまで、うちでせりを使うと言えばきりたんぽ鍋くらい。それでも香りの強い野菜の嫌いな相方さんは苦手らしく、これまでうちではNG食材のひとつでした。
それでも、スーパーで美味しそうな根付きのせりを見ると、どうしても食べたくなってしまいます。そこで意を決し、全量を数日かけてひとりで食べきるつもりで、炒り豆腐にしてみることに。いざ食卓に出してみると、意外や意外、ぱくぱくと食べるではありませんか。
これまでの辛抱は何だよ!と思う反面、これで好物のせりも解禁になったという喜びが、久々のせりの香りと共に僕の中に広がるのでした。やっぱり野菜や山菜って美味しいなぁ・・・。
今回は、せりと海苔の炒り豆腐、行者にんにくの肉巻き山椒味噌だれをご紹介。
★せりと海苔の炒り豆腐の作り方
- 木綿豆腐はしっかりと水切りしておく。
- せりは根をよく洗ってざく切りにする。しいたけはスライス、にんじんは拍子木切りにする。
- フライパンにごま油をひき、にんじん、しいたけを入れてさっと炒める。
- 油が回ったら木綿豆腐を崩しながら加え、炒るようにして炒める。
- 豆腐の余分な水分が飛んだら、濃いめのかつお昆布だし、みりんを加えて煮る。
- 煮汁が減り始めたらしょう油を加えてさらに煮る。
- 煮汁が好みの量になったら、せり、地海苔(乾燥岩のり)、すりごまを加えてさっと混ぜる。
- 豆腐は木綿を使い、しっかり水切りしておくのがポイント。炒める際も水分を飛ばすことで、後から加えるだしの入りが良くなります。
- せりと地海苔は香りを飛ばさないよう、仕上げに加えるようにします。
★行者にんにくの肉巻き山椒味噌だれの作り方
- 行者にんにくは外の赤い皮を剥いておく。
- ボールに味噌、みりん、砂糖、粉山椒を入れてよく混ぜておく。
- 豚しゃぶしゃぶ用肉を広げ、行者にんにくを2本ほど載せて巻き、半分に切る。
- フライパンに米油(サラダ油)をひき、3を並べて焼く。
- 八割方火が通ったら2の味噌だれを加え、全体に絡める。
- 春の香り行者にんにくを、豚と山椒味噌に合わせました。甘めの味噌に行者にんにくの香りがピッタリ合います。
- 行者にんにくは火が通りやすいので、豚はしゃぶしゃぶ用肉を使い、重なって厚くなりすぎないように巻きます。
- 今回は山椒を使いましたが、お好みで七味でも美味しそう。
コメント