寒くなってくると美味しくなる下仁田ねぎ。太いながらも繊維質を感じさせない独特のとろっとした食感と甘さがたまりません。うちでもすき焼きに入れたり、炒めてとろりとさせたものをステーキソースにしたりと、冬に大活躍の食材です。
今回は、そんな美味しい下仁田ねぎを揚げてから煮てみることに。一緒に合わせたのは、やはり揚げるとものすごく美味しくなる海老芋。ちょっとしたひと手間なのですが、仕上がりの違いは歴然。とろっと甘く優しい美味しさは、これからの寒い冬にピッタリです。
今回は、下仁田ねぎと海老芋の揚げ煮、ほたてと山東菜のかんずりバター炒め、にら味噌しらすの豆腐サラダをご紹介。
★下仁田ねぎと海老芋の揚げ煮の作り方
- 下仁田ねぎはぶつ切りに、海老芋は半月切りにする。
- 揚げ油を180℃に熱し、海老芋に軽く色が付くまで素揚げし、油を切る。
- 同じ油に下仁田ねぎを加え、きつね色になるまで素揚げし、油を切る。
- 鍋にかつお昆布だしを沸かし、鶏ひき肉を加えてほぐしながら煮る。
- 車麩は水で戻して水気をぎゅっと絞り、ひと口大に切る。
- アクが出たら取り除き、酒、海老芋、下仁田ねぎ、車麩を加えて弱火で煮る。
- だしの味が入ったら、塩を加えて弱火でしばらく煮る。
- 仕上げに水溶き片栗粉を加えてとろみを付ける。
- 下仁田ねぎは一旦揚げることで、普通に煮物にする以上にとろっと柔らかく、そしてとても甘くなります。もうそれだけでもごちそうと思えるほど。
- 海老芋も揚げることでねっとりとした食感が強調され、味の含みも良くなります。
- 今回は味付けはシンプルに塩だけにしました。かつお昆布と鶏だし、そして下仁田ねぎの甘味が合わさり、塩だけとは思えない深い味に仕上がりました。
- 強い火で煮ると下仁田ねぎが溶けてしまうので、火加減には注意します。
★ほたてと山東菜のかんずりバター炒めの作り方
- 山東菜はざく切りにする。
- フライパンにごま油をひき、強火で山東菜を炒める。
- ベビーほたてを加えてさっと炒め合わせる。
- 仕上げにしょう油、かんずり、バターを加えてさっと混ぜる。
- 新潟の辛味調味料、かんずり。唐辛子の辛味に麹の旨味と香りが合わさり、他の唐辛子調味料には無い独特な美味しさがあります。
- 今回はバターの風味を強く残したかったので、仕上げに加えました。お好みで炒めるタイミングで溶かしても。
- 焦げたしょう油の香ばしさとバターのまろやかさ、かんずりの辛味と旨味が菜っ葉を美味しくしてくれます。ほうれんそうや小松菜、チンゲン菜でも美味しそう。
★にら味噌しらすの豆腐サラダの作り方
- 木綿豆腐は水切りしてひと口大に切る。トマトはスライスする。
- にらはお湯をかけてさっと火を通し、水気を絞って1cm程度に切る。
- ボールににら、しらす、味噌、砂糖、コショー、酢、ごま油を入れてよく混ぜる。
- 皿に豆腐とトマトを載せ、3をたっぷりと載せる。
- 今回はこのにら味噌しらすの組み合わせが決め手。しょう油ではなく味噌にしたことで、よりコクのある美味しい仕上がりになりました。
- コショーを強めにきかせるのがポイント。味噌のコクの中に締まりを与えてくれます。
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