今シーズンもいろいろ作ってきた適当鍋。そんななか、今シーズン一番と思える傑作が生まれてしまいました。
だしの味付けはシンプルに塩のみですが、そうとは思えないほど旨味の濃いスープに。同じ材料を使って作っても、工程をちょこっと変えるだけで全く違う仕上がりになるものですね。
今回は、香ばし塩焼き鶏鍋をご紹介。
★香ばし塩焼き鶏鍋の作り方
- 椎茸は軸を落として魚焼きグリルで香ばしく焼く。
- 油揚げは魚焼きグリルでこんがりと焼き、一口大に切る。
- 長ねぎは一部をみじん切りにし、残りは適当な長さに切る。にんにくもみじん切りにする。
- ボールにみじん切りの長ねぎ、にんにく、鶏ひき肉、卵、ごま、味噌、しょう油少々、コショー、ごま油少々を入れてよく混ぜる。
- フライパンに鶏もも肉の皮を下にして置き、中火で皮がこんがりするまで焼く。
- 皮が焼けたら取り出し、一口大に切る。
- 5のフライパンに4のつくねをスプーンで成形して並べ、両面がこんがりするまで焼き、取り出す。
- 土鍋にかつおこんぶだしを沸かし、6の鶏もも肉と7のつくねを入れてしばらく煮る。
- 7のフライパンに長ねぎを並べ、焼き目が付くまで焼き、取り出す。
- 9のフライパンに土鍋のだしを入れ、鶏の旨味をこそげるようにし再び土鍋に戻す。
- だしの味を見て塩を加え味を決める。
- 白菜、椎茸、油揚げ、長ねぎ、豆腐を加え、煮ながら頂く。
- 今回の一番のポイントは、ずばり素材に焼き目を付けること。このひと手間だけで香ばしさが加わり、だしに深い味をプラスしてくれます。
- 鶏の旨味を存分に活用するため、鶏皮から出た油でつくねを焼き、長ねぎにも風味を移し、最後残った油を全てだしに加えました。
- 鶏肉やつくねは鍋でしっかり煮るので、焼いた時点では中まで火が通って無くてもOK。
- 味付けがシンプルな分、かつおこんぶだしはしっかりと濃い目にとります。
- 今回は普通の塩を使いましたが、塩麹を使っても良さそう。
- 〆は是非雑炊で。具材から出た旨味をご飯にたっぷり吸わせて食べれば言うこと無しです。
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