この日は、なんだか無性に冷酒をキュッとやりたい気分。タイミングよく天然の鯛の刺身がスーパーで安く売っていたので、これを中心におつまみを作ることにしました。
普通にお刺身として食べるのもいいのですが、ここはちょっと日本酒に合うようにアレンジ。手間は掛けずにおいしくする簡単なひと手間で、グッとおつまみ度がアップ。いつも以上にお酒が進んでしまいました。
今回は、鯛のとろろ昆布〆、スパイスポテト、鶏ねぎ味噌玉子焼をご紹介。
★鯛のとろろ昆布〆の作り方
- 鯛の刺身用の柵は細切りに、小ネギは小口切りにする。
- ボールに、鯛とほぐしたとろろ昆布を入れてよく混ぜ、冷蔵庫でしばらく置く。
- 食べる直前に、ネギ、もみじおろし、ポン酢を加えてよく混ぜる。
- 白身の昆布〆が食べたい、だけど面倒だし昆布ももったいない、というものぐさから生まれたアイディア。昆布〆よりは昆布の風味は弱いですが、とろろ昆布ごといただけるので、旨味はしっかり利いています。
- とろろ昆布は乾燥したまま使うことで、鯛の水分を吸い、丁度よく鯛の身が締まります。
- 鯛の食感を楽しむため、今回は薄切りではなく、細切りにしました。コリッ、モチッとした食感が楽しめます。
- 食べる直前に調味料、薬味を混ぜてしまうことで、食べる際の手間を省き、味の馴染みを良くしました。
★スパイスポテトの作り方
- じゃがいもは棒状に切り、若干固く感じる程度に茹でる。
- ソーセージは一口大に切る。
- フライパンにオリーブオイルを少し多めにひき、茹でたじゃがいも、ソーセージを炒める。
- ソーセージに火が通り、じゃがいもにホクホク感が出たら、塩、コショー、バジル、オレガノ、ナツメグ、タイムを加えてよく混ぜ、味を調える。
- 油で揚げる手間が面倒なので、茹でてから少し多めの油で炒めました。フライドポテトよりもあっさりで、食感もホクホクの中にしっとり感が残り、こちらのほうが好みかも。
- 味付けはスパイシーにしたいと思い、キッチンにあったハーブ、スパイス類を適当にサッサと入れましたが、これが偶然にもバッチリの味付けに。じゃがいもには比較的どんな香辛料でも合うので、キッチンにあるもので適当にアレンジしてみてください。
- ホクッとしたじゃがいもの旨味とスパイシーさがビールにピッタリ!もっと夏の早い時期に作ってみればよかったと後悔してしまいました。
★鶏ねぎ味噌玉子焼の作り方
- 小ネギは小口切りにする。
- フライパンに少量のごま油をひき、鶏ひき肉をポロポロにほぐれるまで炒める。
- ボールに、ネギ、鶏ひき肉、卵、味噌、みりん、砂糖を加えてよく混ぜる。
- 後はいつもの玉子焼を作る要領で焼く。
- 今回は、いつもの玉子焼を、僕の小さい頃からの好物である玉子味噌のような味付けにしてみました。フワッとほんのり甘い味噌味が、ご飯にもお酒にもよく合います。
- 鶏ひき肉の旨味とコク、ネギの香りをプラスすることで、優しい中にもアクセントの効いた玉子焼きにしました。
- うちの具入り玉子焼は具だくさん。具が多いときれいに巻けない(修行が足りん!)のですが、やっぱり具は多い方がおいしいです。
- 味噌と砂糖が入っているので、普通の玉子焼より焦げやすいのでご注意を。香ばしさを出しつつ焦げないよう、様子を見ながら火加減を調整してください。
コメント