先日遊びに行った、勝沼ぶどうの丘。1100円のタートヴァンを購入すれば、一日中ワインの試飲し放題!!という極楽のような施設。いやぁ、本当に楽しかった。ワイン良し、ランチ良し、眺め良し。日帰りなのになんだかとても充実した小旅行でした。
そしてもちろんお土産は甲州のワインたち。そのうちの1本を開けるべく、この日は絶対に洋食と決めていました。スーパーへ行くと、いつもは売っていないような立派な牛すね肉を発見。そこでメニューはビーフシチューに即決しました。
いつもなら、野菜たっぷり、トマト缶を使った煮込み料理としてのビーフシチューを作るのですが、今回は美味しい赤ワインに一層合うよう、ソースを食べるタイプのビーフシチューを作ることに。
といっても、この料理、本当にきちんと作ろうとすると、ものすごく手間暇が掛かり、そしてやっぱりプロの足元にも及ばないという、難しい料理。
それでも買ってきた赤ワインには、野菜ゴロゴロの家庭料理感満載のビーフシチューではない。意を決して、丸ごとお肉とソースを楽しむビーフシチューを作ってみました。でも特別な手間や食材を加えたわけではありません。食材の使い方、手順をいつもと少し変えただけ。
掛かる時間もいつもと同じなのに、今回は自分のイメージにそれなりに近いビーフシチューができました。料理ってやっぱり面白い。食材も使い方ひとつなんだなぁ、と今一度実感しました。
今回は、ワイン玉ねぎペーストが決め手の濃厚ビーフシチューをご紹介。
★ワイン玉ねぎペーストが決め手の濃厚ビーフシチューの作り方
- 玉ねぎは縦半分、それを横半分に切り、薄くスライスする。
- 牛すね肉に軽く塩コショーで下味を付ける。
- シチューパンにオリーブオイル、バターをひき、強火で牛すね肉の両面をこんがり焼き、取り出す。
- 3の鍋に玉ねぎを入れて軽く塩、コショーを振り、中火で玉ねぎがとろっとするまで炒める。
- 1カップ程度の赤ワインを加え、焦げないよう混ぜながら、玉ねぎがペースト状になるまでしっかりと煮詰めてゆく。
- 焼いた牛すね肉を鍋に戻し、ひたひたの量のベジブロス(または水とコンソメ)を加え、蓋をする。
- 沸騰したらあくを取り、蓋をして弱火で3時間ほどじっくり煮込む。
- 牛すね肉がしっかりと柔らかくなったら蓋を開け、デミグラスソース缶を加えて煮込む。
- 好みの具合まで煮詰まったら、塩、コショーで味を調え、牛すね肉を皿に盛る。
- 仕上げにソースにバターを溶かし、肉にたっぷりと掛ける。お好みの野菜(今回はグリルしました。)を添える。
- いつも使うトマト缶を省きましたが、それが良い方に転んでくれました。トマトの酸味が無い分、デミのちょっとした苦みや赤ワインの風味をしっかり楽しめます。
- 玉ねぎをしっかり炒め、赤ワインと一緒に煮詰めてペーストにすることで、想像以上の効果が。甘味と旨味、そして濃い赤ワインの風味が、ソースを何となく本格的にしてくれます。
- 南部鉄器は中火で玉ねぎを炒めても焦げ付かず、短時間でとろとろになりますが、焦げ付きやすい鍋の場合は、弱火でじっくり炒めてください。
- 今回は仕上げにバターを加えましたが、お好みで生クリームを掛けても。
- 大きなお肉をほぐしながら、たっぷりのソースを絡めて食べるので、ソースの塩分は控えめに。お肉や玉ねぎの下味もあるので、最後の塩は調整程度にします。
- 添える野菜は焼き野菜がおすすめ。程よく水分が抜けて甘味が増した野菜に、濃厚なデミソースがとても良く合います。
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