しまちゅう風玉子入りけの汁・長芋豚ボールの甘辛七味焼き

しまちゅう風玉子入りけの汁

今年弘前で初めて食べた、津軽の郷土料理けの汁。けとは粥のことで、お米が貴重だった時代に野菜や乾物等を細かく切って汁ものにしたのが始まりだそう。

細かく切られた野菜ひとつひとつにおだしが浸み、さらさらと食べた時の一体感は目からうろこでした。普段は野菜ごろごろ派の僕ですが、一発でその美味しさの虜に。

そんな旅先での美味しい思い出を、寒くなるのを待って再現してみることに。けの汁は家庭によって具や切り方、味付けまで様々なもののようですが、今回は初めて作るのでシンプルな具材で作ってみました。

作り方を調べてみると、干し椎茸を使ったり、戻した大豆をすり潰したものを使ったりと色々手間がかかりそうですが、このシンプルバージョンでもちゃんと美味しくできてくれました。何のひねりもない普通の煮ものですが、切り方ひとつで印象がだいぶ変わるものですね。

今回は、しまちゅう風玉子入りけの汁、長芋豚ボールの甘辛七味焼きをご紹介。


★しまちゅう風玉子入りけの汁の作り方


  1. 大根、にんじん、ごぼう、エリンギ、油揚げを細かく切る。

  2. 鍋に具材をすべて入れ、昆布だしを注いで火に掛ける。

  3. みりん少々を加え、煮立ったら弱火にして具材が柔らかくなるまでことこと煮る。

  4. 火が通ったら味噌を溶いて味を決め、更に馴染むまでことこと煮る。

  5. 仕上げに卵を割り入れて蓋をし、好みの具合になるまで煮る。

  • いたってシンプルな味噌味の煮ものですが、具を細かく切ることで今まで食べたことのない感覚に仕上がります。汁ごとするすると食べれば、体の芯から温まります。
  • 今回は全ての具材を5mm角程度に切りましたが、これ位細かく切っても意外と具の食感は残りました。お店で食べたのはもっと馴染んでいたので、可能であればもう少し細かく切ったほうがいいかもしれません。プロセッサーがあると便利かも。
  • 作ってすぐでも美味しいですが、翌日温めなおして食べたらもっと美味しそう。時間に余裕があれば食べる前の日に仕込んでみたいものです。
  • 相方が椎茸があまり好きではないのでエリンギにしましたが、干し椎茸を使用し、戻し汁もだしに加えたら美味しそう。
  • 今回はおつまみとして食べごたえを出すため、卵を加えてみました。ぷるぷるの白身やとろっとした黄味と一緒に食べれば、間違いないほっとする美味しさです。

長芋豚ボールの甘辛七味焼き


★長芋豚ボールの甘辛七味焼きの作り方


  1. 長芋はひと口大に切り、塩、コショーで下味を付ける。

  2. 豚しゃぶしゃぶ用肉を広げ、1の長芋を巻いてギュッと握る。

  3. ライパンにごま油を引いて2を並べ、蓋をして強火で焼く。

  4. 裏返して両面をこんがり焼いたら中火に落とし、しょう油、みりん、七味を加える。

  5. 焦げないよう火加減に注意しながら、好みの具合になるまで全体を煮絡める。

  • しばらく岩手に籠っていたため、なんとなく恋しくなっていた甘辛味。今回は豚肉と長芋を甘辛味で焼きました。七味の辛みと風味がいいアクセントになります。
  • 蓋をして強火で焼くことで、豚の火の通り過ぎを防ぎ、中の長芋までしっかり熱くします。
  • 中の長芋のシャキシャキ感が楽しめ、甘辛味との相性もぴったり。お弁当などにもいいかもしれません。