先日テレビで取り上げられていたすいとん。子供の頃には家でも食べていたし、給食にも出ていたような記憶があります。あぁ懐かしいなぁ、美味しいんだよなぁ、なんて思って見ていましたが、案の定すいとんをよく食べるという北関東がバカにされる流れに。
東京の人が戦前~!とか言っているのを見ていると無性に腹が立ってきて、いやいや東京だって普通に食べてたでしょ?と思い切りテレビにつっこんでしまいました。テレビの演出だとは分かっていても、実際に東京には自称オサレな人々が増え続けているわけで・・・。
なんて珍しい感じの書き出しになってしまいました。だって、最近ここで暮らしていて悶々とすること、いっぱいあるんだもん。あの頃の東京にはもう二度と戻れないんだろうなぁ、そう切実に寂しくなる瞬間が確実に増えてきました。
とにもかくにも、その番組で散々すいとんを見させられ、もうどうしても食べたい状態に。思い立ったが吉日、久々にすいとんを作ることに決定しました。
そこで取り出したのがストックしておいたおでんだし。うちのおでんはワンシーズン継ぎ足し方式で作るので、シーズン終わりには最高の状態になっているのです。
そんな旨味たっぷりのおでんだしで煮込んだすいとんは、旨味をまとった表面はつるつるもちっと、中はアルデンテ。だしもいい具合にとろみがつき、おでんの旨味を残さず楽しみました。久々に食べたすいとん、やっぱり旨い!そう確信しました。また作ろう♪
今回は、おでんだしリメイク!すいとん鶏団子鍋をご紹介。
おでんだしリメイク!すいとん鶏団子鍋の作り方
- 白菜はざく切りに、豆腐はひと口大に、しょうがはみじん切りにする。
- 長ねぎは一部をみじん切りに、残りを適当な長さに切り縦四つ割りにする。
- しいたけは軸の部分はみじん切り、かさの部分は適当な厚さにスライスする。
- ボールにしょうが、みじん切りの長ねぎとしいたけの軸、鶏ひき肉、卵、塩、コショー、ごま油を入れてよく混ぜる。
- 土鍋におでんだしを沸かし、4のタネをスプーンで成形しながら落としていく。
- 5の空いたボールに小麦粉、水を加え、スプーンで混ぜて生地を作り、成形しながらだしに落としていく。
- 鶏団子とすいとんの表面が固まったら白菜、しいたけを加え、蓋をして弱火で煮る。
- 具材が煮えたら、長ねぎ、豆腐を加えて好みの具合になるまで煮る。
- 仕上げに味をみて、必要であれば塩で調整する。
- 鶏団子を作ったボールですいとんを作ることで、洗い物が減って片付け楽チンに。ボールに残ったひき肉も残さず使え、一石二鳥です。
- すいとんの固さはお好みで。今回は少し固めに作り、中がしっかりとした感じを楽しみました。
- すいとんを加えることでだしにとろみが付き、具材との絡みがよくなります。
- 今回は豆腐を使いましたが、お好みで油揚げを加えても。
- いつもは肉団子は煮ながら食べますが、今回は最初にだしに入れて鶏の旨味がしっかりと染みだすようにしました。
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