気温も食材もそろそろ夏本番!とうきびやトマト、枝豆が店頭にずらっと並び始めると夏を感じます。
特にトマトは一年中食べられる食材ですが、やはり夏のものは味が濃く感じ、バテ気味の体にもよく効いてくれそうなので、これからの季節うちでは登場回数がグッと増えてきます。
今日はそんなトマトにひと工夫。冷え冷えプルンプルンに仕立ててみました。中から何が出てくるかはお楽しみです。
今回は、プルンプルン冷やしトマト、長いもと牛のごまカレー炒め、鯛のトマトジュレカルパッチョをご紹介。
★プルンプルン冷やしトマトの作り方
- かつお昆布だしをとり、卵液用と餡用に分ける。
- トマトはヘタの部分を切り、中の種をスプーンで取る。
- ボールにかつお昆布だし、卵、塩少々を入れて良く混ぜる。
- 2のトマトに3の卵液を入れる。
- アルミホイルをくしゃくしゃにしたものを土台にし、皿にトマトが転げないよう載せ、ラップをかける。
- 弱火で卵液が固まるまでじっくり蒸す。
- かつお昆布だしを少量鍋に取り、塩少々で味を調え、水溶き片栗粉でとろみを付ける。
- 卵液がしっかり固まったら火を止め、トマト、餡共に粗熱をとった後冷蔵庫でしっかり冷やす。
- 食べる直前に冷蔵庫から取り出し、実を崩さないよう慎重にトマトの皮を剥く。
- トマトを皿に盛り、上から餡を掛けて出来上がり。
- 一見手順は多いようですが、単に茶碗蒸しの器をトマトにしてみました。トマトの甘酸っぱさと茶碗蒸しの優しい風味がよく合います。
- いつもゆるめの茶碗蒸しを作る方は、いつもより卵が多めの、若干固めの卵液にしてください。
- トマトは始めに湯剥きしなくても、蒸す段階で同じような状態になるのでそのままでOK。仕上げに剥く際は茶碗蒸しを崩さないようにご注意を。
★長いもと牛のごまカレー炒めの作り方
- 長いもは皮を剥き短冊切りにする。小ネギは適当な長さに切る。
- 牛肉は細切りにし、しょう油、コショー、ごま油を揉み込み下味を付ける。
- 炒める直前に長いもと牛に片栗粉をまぶす。
- フライパンにごま油をひき、長いもを中火で外がカリッとするまで炒める。
- 牛肉を加え、ほぐしながら色が変わるまで炒める。
- ねぎを加え、オイスターソース、練りごま、カレー粉、しょう油で味を調える。
- 粘り成分がバテに効きそうな長いも。生でもおいしいですが、火を通して独特のホクッとした食感も美味しいです。
- 長いもを先にしっかりと炒めるのがポイント。外はカリッと、中はシャキ、ホク、とろ、の食感を楽しめます。
- 練りごまを加えることで風味をプラス。量はスプーン2~3杯くらいでOK。
- カレーのスパイシーさとごまのコクであっさりめの長いもがグッと存在感UP。ご飯のおかずにも、ビールのおつまみにもピッタリです。
★鯛のトマトジュレカルパッチョの作り方
- トマトはみじん切りにする。
- ゼラチンは箱に書いてある要領でふやかしておく。
- ボールに70℃くらいのお湯を入れ、コンソメを溶かし、ゼラチンを加えてよく溶かす。
- 3にトマトを加え、塩、コショーで味を調える。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
- 鯛は薄く切り、ベビーリーフなどお好みの野菜の上に並べる。
- 5のジュレをスプーンで細かく砕いて鯛の上に載せ、バジルを振る。
- 今回はトマト茶碗蒸しを作ったときに取った種の部分を使用。実を加えるときはみじん切りにしてください。
- コンソメは少量でOK。トマトからしっかり出る旨味を活かします。
- トマトから適度な酸味が出ますが、よりさっぱりさせたい場合や酸っぱいものが好きな方はレモン汁等を加えてもいいかもしれません。
- ドレッシングをジュレ状にしているので、おつまみとしてのんびり食べても溶けず、鯛がドレッシングでヅケ状になってしまうことはありません。
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