この日は、前日のお好み焼き用に買っておいた焼きそばが余ってしまったので、やきそばがメインのメニュー。
でも、お酒抜きの夕飯というものを相当長い期間やっていないので、やきそばだけでは物足りない。でもワインや日本酒を合わせるようなものでもないし・・・、と考えていました。
そんな中思いついたのがビール!灯台下暗し、いつも飲んでいるものを忘れるなんて。あまりビールメインで飲むことが無いので、すっかり食中酒としてのビールを忘れていました。
そんなこんなで、今回は珍しくビールに合わせて作ったおつまみ。ビールにはやっぱり濃い目、スパイシーなものが合いますね。
今回は、山賊焼き風鶏の香ばし焼き、ほたてとマッシュルームの塩麹アヒージョ峠スタイル、新じゃがとソーセージのカレーマヨ炒め、いかにんじん風乾物の浅炊きをご紹介。
★山賊焼き風鶏の香ばし焼きの作り方
- 鶏もも肉は一口大に切り、おろしにんにく、コショー、みりん、しょう油で漬け込む。
- 焼き海苔は揉んで細かくし、かつおぶし、片栗粉と共に混ぜる。
- 1のもも肉を漬けだれから取り出し、2の衣を付ける。
- フライパンに多めの油をひき弱火に掛け、3を並べて蓋をする。
- 両面がこんがりきつね色になり、中まで火が通ったらできあがり。
- 長野で見かける郷土料理、山賊焼き。現地では揚げてありますが、面倒くさがりの僕は揚げ焼きにアレンジ。片付け簡単です。
- 漬けだれはにんにく、コショーをしっかりきかせたほうが美味しくなります。
- しょう油で漬け込んでいるので、焦げやすいので注意。蓋をしてじっくり火を通しますが、焼き過ぎると硬くなるので注意します。
- 衣に混ぜた海苔とかつお節が香ばしさをグンとUPしてくれます。
★ほたてとマッシュルームの塩麹アヒージョ峠スタイルの作り方
- マッシュルームは一口大の角切りに、にんにくは厚めにスライスする。ボイルほたては大きいものは適当な大きさに切る。
- 峠の釜飯の器に、マッシュルーム、にんにく、ちぎった鷹の爪、塩麹、コショーを入れ、たっぷり目にオリーブオイルを加える。
- 弱火に掛け、ふつふつと油が沸いてきたら更に弱火にし、マッシュルームに火が通るまで煮る。
- ボイルほたてを加え、熱々になるまで温める。
- スペイン料理のアヒージョ。最初は油で煮るという発想が無かったので驚きましたが、食べてみるとおいしいこと。今回は自宅で再現してみました。
- 今回は、駅弁「峠の釜飯」の容器を活用。取っておいても意外に使わないこの容器。耐熱で直火OKという特性を活かし、ココットの代わりに使ってみました。保温性が高いので、食卓で熱々を長い時間楽しめます。もちろん、無い場合はココットや普通の小さい鍋でもOK。
- 土鍋は蓄熱性が高いので、必ず弱火で調理を。油の量にも注意し、沸いてきたと思ったらすぐに火を弱めて火が出ないように注意します。
- 今回はお気に入りの塩麹を使っていますが、無ければ塩でもOK。
- 今回は美味しそうなベビーほたてとビッグマッシュルームがあったのでこの組み合わせにしましたが、たこやオリーブ、小いわしなど何でも合いそう。バゲットを一緒に添えれば旨味の移ったオリーブオイルも一緒に楽しめます。
★新じゃがとソーセージのカレーマヨ炒めの作り方
- アスパラは下の硬い部分の皮を剥いて斜め切りに、ソーセージも斜め切りにする。にんにくはみじん切りにする。
- 新じゃがはたわしでこすり洗いして一口大に切り、ラップで包んで電子レンジで柔らかくなるまで加熱する。
- フライパンにマヨネーズを入れて火に掛ける。
- にんにく、じゃがいも、ソーセージ、アスパラを加え、マヨネーズを絡めながら炒める。
- アスパラに火が通ったらカレー粉、コショーを加え、塩で味を調整する。
- たまに作るジャーマンポテト風の炒め物を、今回はカレーとマヨネーズ風味でアレンジ。マヨネーズが炒め油の代わりになり、味付けにもなるので簡単です。
- 新じゃがは皮が柔らかく風味がよいので、皮を残したまま調理しました。
★いかにんじん風乾物の浅炊きの作り方
- にんじんは太めの千切りにする。
- 鍋ににんじん、切り昆布、切りいか、水、みりん、しょう油を入れて弱火に掛ける。
- 乾物が軟らかく煮えるまで弱火で煮含ませる。
- 以前土湯温泉で食べて以来はまった、福島の郷土料理、いかにんじん。本家はするめとにんじんのしょう油漬けなのですが、うちは漬物は御法度なので煮てみました。
- にんじんはあまり細く切ると煮ているうちに折れたり食感がなくなってしまうので、ある程度の太さに切ります。
- 切りいかのほかに切り昆布を使うことで旨味がUP。乾物からとてもいいだしが出るので、味付けはしょう油とみりんだけで十分。噛むほどに染み出す旨味に、日本酒が止まりません。
- 今回はおつまみとしてたっぷり食べたかったので薄味にしましたが、ご飯のお供としてちょっとずつ、という感じでしたらしっかり佃煮風にしてもいいかもしれません。
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