以前の小さい冷蔵庫の時は、じゃがいもやにんじん、葉物などは全て使い切りの少量売りを買っていましたが、野菜室に余裕ができると、安心して袋売りの野菜を買えるようになりました。
そうすると、気を付けないといけないのが残り野菜の使い忘れ。これまで使い切り野菜生活を長く送ってきた僕にとって、冷蔵庫の中身の管理はまだまだ不慣れ。
気を抜くと保存してあるものをダメにしてしまいそうなので、スーパーへ行くときは常に在庫を頭に入れ、献立に使えないか考えつつ売り場を回るようにしています。
といっても、スーパーで美味しそうなメイン食材に出会ってしまうとどうしてもそちらを優先してしまうし、残り野菜でできるメニューとはかけ離れたものが食べたくなることもしばしば。
そんな状態が今回も続き、にんじん、ごぼう、白菜をいい加減使わないといけないかなぁ、という段階まで来てしまいました。
ということで、今回は残り野菜を使おうと思いつくままに作った、取り留めのないおつまみメニュー3品。いかにんじんのきんぴら風、きのことごぼうのガーリックマヨサラダ、豚バラと白菜の塩昆布コショー蒸しをご紹介。
★いかにんじんのきんぴら風の作り方
- にんじんは千切りにする。
- するめいかは内臓を抜いて開き、縦半分に切って5mm程度の細切りにする。ゲソは半分の長さに切る。
- フライパンにごま油を引き、にんじんを加えて中火で炒める。
- 油が回ったらいかを加え、さっと炒める。
- しょう油、みりん、砂糖、七味を加えて強火にし、好みの濃さになるまで煮絡める。
- 福島で食べて以来好きになった、いかとにんじんのコンビ。いかにんじんは漬物なのでうちでは出せませんが、今回は生のするめいかを使ってきんぴら風にアレンジ。甘辛味がごはんにもお酒にも良く合います。
- みりんを入れすぎると煮詰めるまでに時間がかかり、いかの食感が硬くなってしまうため、甘さが足りない場合は砂糖で調整します。
- 僕はきんぴらには七味を加えるのが好きですが、すっきりとした辛みに仕上げたい場合は輪切りの鷹の爪を加えても。
- にんじんは仕上がりの食感の好みに合わせ、千切りの太さを変えるといいかもしれません。
★きのことごぼうのガーリックマヨサラダの作り方
- にんじんは千切りに、ごぼうはささがきにする。にんにくはみじん切りにする。
- エリンギは手で適当な太さに割く。しめじは1本ずつに分ける。
- フライパンにエリンギ、しめじを入れて強火に掛け、焦げないよう気を付けながら、水分を飛ばすように一気に炒める。
- きのこが香ばしく炒められたらボールに取り出し、一旦火を止めオリーブオイルを加える。
- にんにくを加えて中火に掛け、香りが出るまで炒める。
- 香りがたったらにんじん、ごぼうを加え、油を回すようにしながらさっと炒める。
- きのこの入ったボールに6を油ごと加え、塩、コショー、バジル、レモン汁を加えて和える。
- 粗熱が取れたら仕上げにマヨネーズを加えて和える。
- ごぼうと相性の良いマヨネーズ味のサラダにしてみました。きのこの食感と風味がいいアクセントになります。
- きのこは小さめにして一気に炒めることで余分な水分を飛ばし、旨味、香ばしさを凝縮します。この時油を使うときのこに染み込み食感が弱くなるので、油は使わずきのこの水分のみで炒めます。
- 具材が熱いうちにマリネして味を染み込ませ、粗熱が取れてからマヨネーズを加えることで、マヨネーズが熱で風味が変わってしまうのを防ぎます。
★豚バラと白菜の塩昆布コショー蒸しの作り方
- 白菜はざく切りに、玉ねぎはくし形切りにする。豚バラ焼き肉用はひと口大に切る。
- フライパンにごま油少量をひき、豚肉を並べて中火に掛ける。
- 豚から油が出て焼き色が付いたら裏返し、再度焼き色が付くまで焼く。
- 白菜、玉ねぎ、塩昆布、コショーを加えてよく混ぜ、蓋をして弱火にする。
- 玉ねぎ、白菜から水分が出てしっかり柔らかくなったら皿に盛り、ポン酢をさっと掛けて頂く。
- お鍋の余りで中途半端に残った白菜を使い切るために作った一品。玉ねぎを一緒に合わせることで甘味が増して美味しくなります。
- 豚バラ肉は厚切りの焼き肉用を使うことで食べ応えが出て、豚の脂の旨味もしっかりプラスされます。
- 豚バラ肉はしっかりと焼いて油を出し、その旨味を野菜にたっぷりと浸みこませます。
- 塩昆布はだしとして使うので、しっかり味が付くほど加えなくてもOK。仕上げはポン酢で味付けし、さっぱりと頂きます。
コメント