スーパーでたまに見かける黄にら。お値段を見ていつも買うのを躊躇するほどですが、この日は2束入りで198円とお買い得。中華料理屋さんでも黄にらを使ったものはそれなりにすると思うので、今回はここぞとばかり2パックも購入してしまいました。
いざ切ってみると思いのほか量があり、食べられるかなと心配になってしまいましたが、そこはにらの良いところ。火を通すとすぐに嵩が減り丁度よい量になってくれました。
初めて調理した黄にら。普通のにらよりも青臭さや筋っぽさは無いのに、想像以上の風味と甘味。芯の部分のちょっとした辛味もいいアクセントになり、計4束分を2人で一気に平らげてしまいました。黄にら、癖になりそう♪
今回は、黄にら炒めふわとろカニ玉餡、豚バラの黒こしょう塩麹煮込み、大根葉とツナのきんぴら風、かつおのうめろうの4品をご紹介。
★黄にら炒めふわとろカニ玉餡の作り方
- 黄にらは適当な幅に切る。
- ボールにカニ缶を汁ごと入れ、水少々、塩、コショー、中華スープの素で味を決める。
- 中華鍋またはフライパンにごま油をひき、強火で黄にらを炒める。
- 黄にらがしんなりし始めたら塩、コショーで素早く下味を付け、すぐに皿に盛る。
- 4の鍋に2を加えて火に掛ける。
- 沸騰するまでの間に空いたボールに卵を割り入れ溶いておく。
- 沸騰したら水溶き片栗粉でとろみを付け、最後に卵を流し入れてふんわり半熟状に仕上げる。
- 皿の黄にらの上に7を載せて出来上がり。
- 黄にらは炒め物のイメージがあったので、今回はシンプルに塩コショーで炒め、最後にカニ風味の玉子で仕上げました。黄にらの強い香りと食感を、卵のふんわり感が優しくまとめてくれます。
- 黄にらは普通のにら以上に火が通りやすいので、火に掛けたら一気に手早く仕上げます。
- 今回のかに玉はスープと片栗粉でふんわりとろっと仕上げるのがポイント。卵だけよりも軽い仕上がりになり、黄にらとの絡みが良くなります。
- 今回は安いカニ缶を使ったため風味が足りず、中華スープの素を加えて調整しました。カニ缶の風味や汁気、塩分によって水や塩、スープの素の量を調整してください。
- このままおつまみで十分楽しめましたが、チャーハンに載せたりラーメンに載せても美味しそう。一気に黄にらのファンになりました。
★豚バラの黒こしょう塩麹煮込みの作り方
- 豚バラブロック肉は大きめの角切りにする。
- 煮込む鍋に豚バラ肉を入れ、塩麹、粒の黒コショーを加えてよく揉み込み、冷蔵庫で半日ほど寝かせる。
- 冷蔵庫から取り出したら、肉にぎりぎりかぶる程度の水を加えて落し蓋をし、弱火でことこと煮こむ。途中あくや油が気になったら取る。
- 豚バラ肉が十分柔らかくなったら皿に盛り、仕上げに粗挽きの黒コショーを掛ける。
- 前回作った鶏手羽先煮の成功に気を良くし、今度は豚バラで試してみることに。塩麹に漬け込むことで、1時間も掛からない程度でぷるんと柔らかな食感になります。時間があれば前日から漬け込んでおいた方がいいかもしれません。
- 角煮を作るときは思いっきりアクが出てくる豚バラですが、今回は不思議なほどに出てきませんでした。脂は多少出るので、気になる場合は取ります。
- 前回同様、味付けは塩麹のみ。塩麹と素材の旨味だけで十分満足な美味しさになります。
- 今回はお肉だけでしたが、大根や玉ねぎなどお好みの野菜と一緒に煮ても。
★大根葉とツナのきんぴら風の作り方
- 大根葉は1cm程度のざく切りにする。
- フライパンにごま油をひき、大根葉を中火で炒める。
- 大根葉がしんなりし始めたら、油を切ったツナ缶、しょう油、みりん、砂糖を加えて水分を飛ばすように炒め煮にする。
- 大根葉に火が通り汁気が飛んだら、仕上げに七味を振る。
- 出ました、大好物の大根葉シリーズ。この日も立派な葉付き大根が売っていたので条件反射的に買ってしまいました。今回はツナと合わせてきんぴら風に。大根葉の独特な辛みが甘辛味にピッタリ合います。
- 今回は、仕上げに七味を多めに振ってぴりりと効かせました。七味の代わりに豆板醤を加えるとまた雰囲気が変わります。
★かつおのうめろうの作り方
- ねぎ、しょうがはみじん切りにする。梅干しは種を取って叩いておく。
- かつおを粗みじんに切り、ねぎ、しょうが、梅干し、味噌、しょう油少々を加え、包丁でしっかりと混ぜながら好みの具合まで叩く。
- 大きなかつおのさくが売っていた時に良く作るかつおのなめろう。今回はさっぱりとほんのり梅風味をプラス。いつも以上に食が進み、いつも以上にお酒も進んでしまいました。
- 叩き具合はお好みで。いつも気分次第ですが、今回はよく叩いてみました。かつおの食感は無くなりますが、食材全部が混ざり合った美味しさが味わえ、これはこれで好み。日本酒にもってこいです。
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