今年もやってきました、適当なべの季節。毎年飽きないように手を変え品を変え、色々とバリエーションを増やしてきましたが、今回はそんな適当鍋でも一番の傑作が出来てしまいました。
この日は、何となく牛すじの鍋が食べたいと思いながらスーパーへ向かったのですが、そういうときに限って牛すじが売っていない。さぁ、どうしたものかと考えましたが、そんな時に目に入ったのが豚肉の安売り。特にバラが安く、これなら鍋に使えそうだと思い、急遽豚バラ鍋に路線変更。
これまでも豚バラの鍋は色々と作りましたが、今回はどんな味付けにしようかと迷っていると、最近ハマりっぱなしの鉄フライパンの存在がふと思い浮かびました。
バラをフライパンで焼いたら美味しくなるはず。→香ばしさが出るから味噌が合うだろうなぁ。→それならスタミナ系でにんにく、しょうが、豆板醤を入れちゃえ。→味噌ラーメンみたいになりそう。→そうだ、味噌ラーメンの味噌だれって油で炒めて作るの見たことある。→じゃあ味噌もフライパンで炒めちゃえ!!こんな考えが瞬時に巡り、味付けはすぐに決定。
本当に手前味噌でいけないと思うのですが、こうやってたまにレシピがするっと浮かぶ時があるのです。大抵そういう時は美味しく出来るのですが、今回のお鍋は別格。自分の想像や期待の遥か上をゆく美味しさに変身。
いつもと同じ食材、調味料でも、調理道具と調理法がちょっと変わるだけで、こんなに味って変わるものなのですね。ちょっとだけ、自慢したくなるお鍋の誕生でした。
今回は、豚バラ焼き辛味噌鍋をご紹介。
★豚バラ焼き辛味噌鍋の作り方
- きゃべつ、にらはざく切りにする。にんじんは厚めの短冊切りに、ごぼうは厚めのささがきにする。
- 豚バラブロック肉は厚めにスライスする。(焼き肉用があればそれでもOK)
- ボールに、にんにく、しょうがをおろし入れ、味噌、豆板醤、しょう油少々を加えてよく混ぜる。
- フライパンにごま油少量をひき、2のバラ肉を並べて強火で焼く。
- 表面にしっかり焼き色が付いたら裏返し、更に強火で焼く。
- 両面に焼き色が付いたら取り出しておく。
- フライパンに残った油を適量残して拭き取り、弱火に掛ける。
- 油跳ねに注意しながら3の味噌だれを加える。
- 火を少し強め、焦げないようにしながら味噌と油を合わせてゆく。
- 味噌と油が馴染み、水分が飛んで香ばしさが出たら土鍋に移す。
- かつお昆布だし少量をフライパンに加え、木べらで味噌と旨味をこそげるようにしてしっかりと溶かし、土鍋に移す。
- 残りのかつお昆布だし、みりんを土鍋に加え、味噌をしっかり溶かす。
- 土鍋に、にんじん、ごぼう、きゃべつ、もやし、にらの順で盛り、焼いた豚バラ肉を野菜を覆うようにして載せる。
- 豚バラ肉に、塩、コショーを軽く掛ける。
- 食卓で中火に掛け、野菜が煮えて豚が柔らかくなったら頂く。途中で焼き豆腐を加える。
- 今回のポイントは、豚バラ肉を一度焼くこと。余分な脂と水分が落ち、カロリーオフと旨味の凝縮、香ばしさのプラスで一石三鳥。焼いていると恐くなってくるほど油が出てきます。
- バラを焼きすぎるとカリカリになって痩せてしまうので、強火で一気に香ばしく焼き上げます。
- バラから出た油は拭き取り過ぎないようにします。豚を焼いた時に出た旨味と油を、味噌だれにしっかりと移します。
- 味噌だれを炒めるときは油跳ねに注意。しっかりと水分が飛び、色が濃くなるまでじっくり炒めます。
- 使った調味料は味噌、しょう油、豆板醤。だしはかつお昆布だしのみ。そうとは思えないほど、旨味とコクが詰まった美味しいスープになりました。
- 〆はやっぱりちゃんぽん麺やラーメンなどの麺類で。豚の旨味がたっぷりのスープを絡めて食べれば幸せになっちゃいます♪
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