旅グルメ

衝動に駆られて船旅へ。まずは名古屋であんかけスパの旨さに衝撃を受け、円頓寺から四間通を経て名古屋城まで街歩き。江戸から昭和の香りが残る街並みに、また新たな名古屋の魅力を発見します。

1日かけていしかりは仙台港へ。一時上陸で短い東北を満喫し、苫小牧に向け再び出港。残すところ半日となったこの逢瀬、その一瞬一瞬を胸に刻み込むのでした。

いしかりは長い航路を経てついに苫小牧に到着。みなと食堂でおいしい海鮮丼を満喫し、短い北海道滞在を愉しみます。

豊かな航海に別れを告げ、大洗磯前神社へ。この旅の締めくくりにふさわしい情景にこころ震わせ、水戸で納豆とあんこうを大満喫。本当に、善き旅だった。旅を重ねてもそうそう出逢えぬ大きな感動を胸に、改めて旅という生き甲斐と向き合うのでした。

昭和レトロな大鰐線で弘前へ。富田のしつこや八坂神社を経て、夢地で味わう今宵の宴。2年ぶりとなる手づくりの味に酔いしれます。

尾去沢鉱山で濃密な産業遺産の空気に心酔し、ホルモン幸楽花輪本店へ。ジンギスカン鍋で焼き煮するという独特な調理法をもつ、鹿角ホルモン。その中毒性ある旨さに衝撃を受けます。

濃密な時間を過ごした鹿角に別れを告げ盛岡へ。この街を彩る祭りに思いを馳せ、恒例となったももどり駅前食堂で最後の宴。今年の夏の東北も、本当に熱かった。祭りの滾りを地の力を浴び、また来年へと日々を歩みはじめるのでした。