東京の水道水の源へ | 旅は未知連れ酔わな酒

東京の水道水の源へ

多摩サイ2007 チャリンコ

今日は晴れて久しぶりに寒さが和らいだので、東京の水道水の源へと行ってきました。
自宅~環八~甲州街道~多摩川相模原線鉄橋手前~羽村取水堰~羽村駅~16号~狭山湖~多摩湖自転車道~井の頭通り~自宅 というコースです。写真は京王相模原線の鉄橋付近。見慣れた多摩川の水量と川幅ですね。やっぱりきもちいい。

多摩サイ立川住宅地
立川市で一旦サイクリングコースは途切れ、右のような里の雰囲気を残す道を進みます。東京にもこんなところが残っていてちょっと嬉しい気分になります。

多摩サイ中央線鉄橋

ここは中央線鉄橋付近。まだまだ川幅は広いんですが、水量はだいぶ少なくなってきましたこれは八高線鉄橋手前にある、事故の説明。終戦直後、八高線鉄橋上で上下列車が正面衝突をし、多くの方が犠牲になったとのこと。説明板の横にあるのは、事故車のものと思われる車輪。鉄道に従事している僕にとっては、なんともいえない気持ちになってしまいました。人の命を守るって、並大抵なことではないんですよね。

くじら岩
福生付近では、川底にこのような地層が露出している部分があります。ここで以前、太古のくじらの化石が発見されたそう。

羽村取水堰
そして、やっと羽村取水堰に到着!海から続く全長55キロ以上のサイクリングコースは、ここで終点となります。ここの堰から玉川上水の水が引かれています。ここまで来るとすぐそこには山のシルエットが迫り、川幅もだいぶ狭いものとなってきます。東京って、横に細長いから景色の変化に富んでるんですね。

玉川兄弟像
玉川上水は、江戸時代に将軍の命を受けて、この兄弟がなんと7ヶ月という短い期間で完成させたそう。その水は江戸の人々の大切な生活用水として利用され、今でも玉川上水上流から引かれた水が浄水されて東京都民の大切な水となっています。また、この少し下流から多摩川の水が多摩湖へと引かれ、それも浄水されて東京の蛇口から出てきます。まさに東京都民にとってはなくてはならない場所。

玉川上水取水口
そしてこれが玉川上水最上流部。江戸時代から続く大事な水路です。

多摩湖の橋
多摩川からだいぶ走ってやっと辿りついた狭山湖。このダムは昭和一桁から活躍する東京の水がめです。ダム本体は土を固めて作っているそう。

多摩湖自転車道
そして帰り道の多摩湖自転車道。まだ紅葉が楽しめました。この道の下には、多摩湖から境浄水場まで水を送る水道管が通っています。今日は東京に暮らす僕らの大切な水の作られる場所を辿りました。上流はまだまだ自然が多く、こういうところの水ならまぁ安心できるのかな?と感じました。

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