待望の圧力鍋が、うちにもやってきました!!買っても頻繁に使うかどうか、手入れは面倒じゃないか、なんて悩むこと2年以上。やっと今回決心して購入しました。
ネットで調べてみても、「高いものと安いものは仕上がりは一緒」や「やっぱり高い方が簡単に美味しくできる」などなどユーザーの意見はバラバラ。結局どのメーカーを買っていいのか判らなくなってしまいました。
そこで、フライパンを使ってて非常に満足度が高いティファール(T-fal)を購入しました。10年保証が付き、今までの実績もあるので安心して使えます。
何と言っても一番いいのが、蓋の開け閉めの簡単さ。向きを気にせずかぶせたら、真ん中のボタンをポン。それだけでガッチリロックされます。他のは印にあわせてまわしたり、はめたり、大変ですからね。(展示品の蓋を外れなくしちゃったことがあります汗)
せっかく圧力鍋を買ったので、まずは煮込み料理の違いを体感したい!ということで、一発目はビーフシチューを作りました。
レシピを紹介する前に、圧力鍋の使い方や注意点を。
- 食材は鍋の2/3まで。豆類は1/4まで。
- 水分は最低でも300cc以上入れること。
- 水分の無い空焚きは厳禁。蒸発量を加味した、圧力鍋用のレシピを参考にする。
- 加圧とは、弁から蒸気が勢い良く噴出してからの時間。
- 自然放置とは、火を止めて安全ピンが下がるまで(無い機種は、錘をとっても蒸気が出なくなるまで)置いておくこと。
- 蒸らしとは、火を止めた後指定の時間蓋を開けず放置し、急冷して蓋を開けること。
- 急冷とは、シンクで蓋の上から少しずつ流水を掛け、圧力を下げてから蓋を開けること。
- 沸騰して蒸気が出るまでは強火、加圧中は弱火。
- カレーやシチューなど、粘度のある液体は加圧しない。
と色々書くと面倒くさそうですが、実際はそんなにわずらわしいものではありません。これは使ってみればすぐに慣れます。
ではでは、初めての圧力鍋で作ったビーフシチューのレシピ。
- ジャガイモは4等分、ニンジンは大きめの乱切り、玉ねぎは大きめの串型切りにする。
- 圧力鍋にオリーブオイルを引き、1の野菜を油がまわるまでさっと炒め、ボールによけておく。
- 2の鍋にバターを足し、みじん切りにした玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。
- 牛すね肉をかなり大きめに切ったものを加え、塩、コショーをし、色が変わるまで炒める。
- トマト缶、赤ワイン(圧力鍋の最低水位に注意!今回はトマト缶2杯分)、ローリエ、コンソメを加えて蓋をし、強火にかける。
- 安全ピンが上がり、蒸気が噴出してきたら弱火にし、30分ほど加圧する。
- 急冷し、2の野菜を加えて蓋を閉め、再度強火にかける。
- 安全ピンが上がり、蒸気が出てきたら弱火にし、3分加圧する。
- 自然放置し蓋が開けられる状態になったら、デミグラスソース缶を加え、蓋をせず5分ほど煮詰めて馴染ませる。
- 肉の加圧時間は途中急冷して煮え具合を見ながら調節してください。急冷は面倒な作業ではないので問題ありません。
- 野菜を入れたら3分以上は加圧しないでください。煮崩れてしまいます。火を止めても自然放置中に加熱調理が進むので、しっかり中まで火が通ります。これが圧力鍋の省エネの秘密。
- デミグラスを入れたら加圧しない。粘度のある汁は目詰まりを起こし危険なので、加圧調理はできません。
牛すね肉でシチューを作ろうとすると、普通では3時間以上煮込まないと柔らかくなりません。それがなんと加圧時間合計33分でトロットロのほろほろに!恐るべし、圧力鍋。
ソースも、いつも通りの材料で作ったにもかかわらず、肉と野菜のエキスがしっかり抽出された、まったりソースに変身。こんなシチューがおうちで食べられるなんて思ってもみませんでした。
初めての圧力鍋料理も大成功に終わり、いよいよ後片付け。蓋の錘とパッキンをとってきれいに洗い、パッキンと錘は拭いて自然乾燥。その他は乾燥機。で、終わり。
パッキンと錘を外す以外はなんら普通の鍋と変わりません。逆に底が厚く焦げ付きにくいので洗うのは簡単なくらい。
僕は今まで何を恐れ、何を億劫がって圧力鍋購入に躊躇していたんでしょう?はっきりいって、バカでした!
あぁ、もっと早く買えばよかった・・・。今までの煮込み料理を作っていた労力を返せっ、と叫びたくなるくらい圧力鍋を気に入ってしまいました。
圧力鍋はピンキリで様々なものがあります。ホームセンター等で実際に手に取り、蓋の開閉しやすさや、中の構造を良く見て選べばいいと思います。
僕にとってティファールはまさにドンピシャ。でも少々お高かったですが、それでも圧力鍋の有名どころの中ではお手軽な部類。ストレスフリーで普通の鍋を使う感覚で、日常使いをしていけそう、そう実感しました。
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