お気に入りのおそば屋さんが閉店して以来、おそば屋さんで一杯ひっかけて仕上げにおそば、なんてことができなくなってしまいました。麺もつゆも自分好みというおそば屋さんって、なかなか見つからないものですね。
ですから、最近は家でなんちゃっておそば屋さんの飲み方をしています。和風のおつまみを適当にそろえて日本酒を飲み、〆に生そばを茹でて食べる。
麺はスーパーのものなのでそれなりですが、自分でつゆを作ると自分好みに近付けられるので結構はまっています。でもやっぱり、プロが手間暇掛けてしっかり作った美味しいおそば、食べたいなぁ。
今回は、豚と新ごぼうのそばつゆ煮、タコの梅おろし和え、大根葉とじゃこのごま油炒めをご紹介。
★豚と新ごぼうのそばつゆ煮の作り方
◎そばつゆを作る
- 鍋に水をはり昆布をしばらく浸けておく。
- 鍋を火に掛け、沸騰する前に昆布を取り出す。
- 沸騰したらたっぷりのかつお節を加えて弱火にする。
- しばらく経ったら火を止め、かつお節が沈んだら網で漉す。
- 鍋にみりん、しょう油を入れ、4で漉したかつお節を加えて煮立たせる。
- みりんのアルコールが飛び全体が馴染んだら火を止めて粗熱をとる。
- 6の返しに4のだしを加えて好みの濃さに調整する。
- 新ごぼうはささがきに、長ねぎは適当な長さの短冊切り、豚バラ肉は一口大に切る。
- 鍋にそばつゆを入れ、好みの濃さになるまでかつおだしを加えて薄めて火に掛ける。
- 沸騰したら豚肉、ごぼうを加えて中火にし、アクを取りながら煮る。
- ごぼうに味が浸みたら長ねぎを加え、好みの加減になるまで煮る。
- 本格的なそばつゆはザラメを使ったり一晩寝かしたりなど色々大変。こんな適当な作り方でも結構それなりのそばつゆになります。みりんとしょう油でかつお節を煮ることで、おそば屋さんに負けないだしの効いた仕上がりに。甘味がもっと欲しい場合は砂糖を加えてください。
- だし、しょう油、みりんと同じ調味料で作る煮物でも、何故か一旦そばつゆにしてから使うと味が変わります。グッとお酒に合うようになります。
- 豚肉、ごぼう、ねぎと、みんなそばつゆに合う食材ばかり。だしの効いたつゆが浸み込み、日本酒がどんどん欲しくなります。お好みで七味を掛けても。また、そのまま茹でたおそばに掛けて豚南蛮風そばにしてもいいかもしれません。
★タコの梅おろし和えの作り方
- タコは一口大に切る。梅干は種を取り除き、包丁でよく叩く。
- 大根はおろして水分をしっかりめに絞る。
- ボールに、タコ、おろし、梅肉、しょう油少々を入れてよく和える。
- これから暑くなってくる季節にピッタリの一品。梅おろしでさっぱりと食べられ、栄養満点のタコをたっぷり摂れます。
- 梅干の塩分でしょう油を加減してください。
- 水っぽくなるとタコに絡みにくくなるので、大根おろしの水分はしっかりめに絞ります。
★大根葉とじゃこのごま油炒めの作り方
- 大根葉は2cm程度の幅に切る。
- フライパンにごま油をひき、大根葉を加えて強火で炒める。
- しんなりしてきたらちりめんじゃこを加え、全体をよく混ぜながら更に炒める。
- 仕上げにしょう油を回し入れ、コショウを加えて混ぜる。
- 僕は小さい頃から大根葉が大好き。なかなか葉付き大根を見かけることは無いのですが、スーパーで1本99円で売っているのを発見。葉っぱ食べたさに買ってしまいました。
- 大根葉の独特の風味を楽しむため、味付けはシンプルに。これだけで十分美味しくなります。
- ちりめんじゃこの塩分によって、しょう油の量を加減してください。
- 仕上げのコショーはお好みで。入れなくてもいいですし、七味に変えても美味しいです。
- そのままお酒のおつまみに、ご飯に掛けたり混ぜれば簡単菜飯風に早変わり。いっぺんに作って冷蔵庫に置いておくのもいいかもしれません。
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