これまで全く見ることの無かったひらめの加熱用切り身ですが、ここ最近よく目にするようになってきました。お値段も少し安くなり、きっと近所のスーパーではそこそこ売れているのでしょう。
前回、ひらめを煮付けにしてみましたが、結構身が締まっており思った以上に淡白な仕上がりに。煮付けはやはりかれいが向いているのかなぁ、なんて思いましたが、肉厚で新鮮そうなひらめを見つけてしまうと、どうしてもカゴへと入れてしまいます。
そこで今回は、蒸し焼きにしてふっくらと仕上げてみることに。しっとりと蒸されたひらめは口どけがよく、ぽん酢で食べれば暑い季節でもさっぱりと頂けます。
脂分が少ない分、くせも少ない。ひらめはムニエルや蒸し物などに向いているのかもしれません。とにかく、上品な白身で美味しかった♪
今回は、ひらめと九条ねぎのにんにく昆布蒸し焼き、せせりとしいたけのオイスター炒め、釜揚げしらすと油揚げの鬼おろし煮をご紹介。
★ひらめと九条ねぎのにんにく昆布蒸し焼きの作り方
- ひらめ切り身の片方の断面に昆布を載せてしばらく馴染ませる。
- 九条ねぎはざく切りに、にんにくはスライスする。
- 平鍋(またはフライパン)に九条ねぎを敷き詰め、にんにくを散らした上に1のひらめを載せる。
- 塩少々、コショー、ごま油少々を振り、少量の水を回し掛ける。
- 蓋をして強火に掛け、蒸気が上がってきたら強めの弱火に落とす。
- ひらめに火が通り、九条ねぎの香ばしい香りがしてきたら火を止めて皿に盛る。
- 仕上げに適量のポン酢を掛け、コショーで香り付けする。
- 今回は少量の水と九条ねぎの水分でひらめを蒸しました。九条ねぎには若干の焦げ目が付き、香ばしい香りが楽しめます。
- 火が強すぎると九条ねぎが焦げてしまうので注意します。ひらめが肉厚で火が通りにくい場合は、様子を見て途中で水を足します。
- 淡白なひらめに、九条ねぎやにんにくの香りが良く合います。にんにくは多く入れすぎないようにします。
- 今回は香辛料としてコショーを使いましたが、お好みで仕上げにもみじおろしを載せても。
★せせりとしいたけのオイスター炒めの作り方
- せせりはひと口大に切る。しいたけは角切りにする。
- フライパンにごま油をひき、せせり、しいたけを炒める。
- せせりに火が通り始めたら、しょう油、みりん、オイスターソース、コショーを加える。
- 水分を飛ばすようにしながら炒め、味を絡める。
- お気に入りの食材せせりを、今回はしいたけと合わせました。オイスターソースのコク旨仕上げで、ごはんにもお酒にも合います。
- 今回はコショーを加えましたが、お好みで豆板醤を加えても。
★釜揚げしらすと油揚げの鬼おろし煮の作り方
- 大根は皮を剥き、鬼おろし器でおろす。
- 油揚げは適当な幅に切る。
- 鍋に鬼おろし、釜揚げしらす、油揚げ、地海苔を加えて火に掛ける。
- 大根から水分が出はじめたら、しょう油を加えて混ぜさっと煮る。
- これはしらすおろしをアレンジしたらどうなるか、と妄想してできたひと品。さっと煮ることで大根の辛味が抑えられ、さっぱりした中にも甘さを感じさせたっぷりと食べられます。
- 味付けはしょう油のみでOK。大根の甘味、釜揚げしらすと地海苔の塩気と旨味で十分美味しくなります。
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