前回の記事で登場した、ホクホクの美味しいきたあかり。その残りがまだあったので、ジャガイモの美味しいメニューを考えていました。
肉じゃがにシチュー、ポテサラなど、ジャガイモが活きるメニューはたくさんありますが、今回は北海道の郷土料理であるいももちをアレンジしてみました。
このいももちは、蒸かしたジャガイモに片栗粉を加えて作るお団子のようなもの。僕が北海道のばあちゃんちに行くと、たまに作ってくれるばあちゃんの味です。
普通いももちはみたらしのような醤油餡で食べるのですが、うちのばあちゃんの場合は生地自体に少量の砂糖を加え、ほんのり甘くして油で焼いて食べます。
その甘さ加減が本当に丁度良く、ホクホクのお芋の風味がたまりません。同じ要領で作るカボチャ団子もあるんですよ。おやつにピッタリなので、一度お試しあれ!
と、今回はばあちゃんのいももちではなく、それを僕流にお鍋にしてみました。選んだのは、遅ればせながら今年デビューしたカレー鍋。ジャガイモとカレー風味は抜群の相性なので、美味しくならないはずがありません。
お芋の素朴な風味を活かすため、ダシはかつお昆布の和風だしを味噌で味付け。生地には味付けはせず、お芋本来の豊かな香りを楽しみました。煮込むほどに食感と風味の変化するいももち入り鍋、なんだかホッとするようなおすすめ鍋です。
今回は、いももち入り味噌カレー鍋をご紹介。
★いももち入り味噌カレー鍋の作り方
- ジャガイモはよく洗い、ラップで包んで電子レンジで加熱し、柔らかくする。
- ジャガイモの熱いうちに皮をむき、ボールに入れてスプーンで潰す。
- 2に片栗粉(お芋ひとつに対し大さじ1~2杯?)を加え、スプーンで混ぜる。
- 手で触れるくらいまで冷めてきたら、手で耳たぶくらいの硬さになるまでこねる。
- 少量を手に取り丸め、軽く潰して500円玉くらいの大きさにする。
- 鍋にかつお昆布ダシをとり、みりん、味噌、砂糖、しょう油少々、カレー粉、バターを加えてよく混ぜ、味を決める。
- 水溶き片栗粉を加え、とろみを付ける。
- 食卓で、いももち、油揚げ、キャベツ、豚バラ肉、玉ねぎなどお好みの具材を煮込みながら頂く。
- ジャガイモに加える片栗粉の量は好みで加減してください。少なめならホクホク感を楽しめ、多めならモチモチ感を楽しめます。
- 鍋の具材ではなくいももち単体で食べる場合は、コロッケ大にまとめ、サラダ油をひいたフライパンでこんがり焼きます。
- 今回は、ジャガイモと相性の良いカレーと味噌で味付け。バターが和風の味噌やダシとカレーを上手くまとめてくれます。
- いももちは崩れない程度に少し煮込んだほうがお勧め。お芋の風味が立ち、ダシをよく吸っておいしくなります。
- 〆は雑炊でも、うどんでも。いももち自体でんぷん質なので、結構お腹一杯になるのでご注意を(笑)
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