この日の夕飯は珍しく僕ひとり。2人の食卓の時は彩りや味付けなどのバランスを一応考えていますが、自分のためにはそんなことしたくない!という面倒臭がりやなのです。
なので、今回の3品は、絵面は茶色いし、ごま油風味ばっかりだし、とあまりバランスは良くありませんが、どれも簡単にでき、ご飯にもお酒にも合うおいしいものばかり。
きゅうり、納豆、秋刀魚の刺身など、うちでは普段使えない、だけど僕の好物の食材ばかりを集めました。自分のためだけに作るおつまみを肴に、冷酒をキュッと。たまにはこんな夜があってもいいですね。
今回は、旨味たっぷり納豆高菜炒め、秋刀魚の刺身ピリ辛ごま醤油、花椒香る叩ききゅうりの浅漬けの3品をご紹介
★旨味たっぷり納豆高菜炒めの作り方
- 高菜漬けは粗みじんに、ニンニク、しょうがはみじん切りにする。
- 中華鍋またはフライパンにごま油をひき、納豆をパックから出したままの状態で、炒りつけるように焼く。
- こんがりと焼き目が付いたら裏返し、更に焼く。
- 両面香ばしく焼けたら納豆をほぐし、粘りが弱くなるまで更に炒める。
- 糸がひかなくなったら、ニンニク、しょうが、豆板醤、豚挽肉を加えて炒める。
- 挽肉に火が通ったら高菜を加え、しょう油、みりん、コショーで味を調え、炒め合わせて出来上がり。
- 納豆は混ぜないでそのまま焼くことにより、粘りや香りを抑え食べやすくしました。
- しっかり香ばしく焼くことで、豆の香ばしさが引き出され、納豆の違ったおいしさを楽しむことができます。
- 今回は炙った海苔に巻いて頂きました。ご飯やそうめんの具としても使えます。
★秋刀魚の刺身ピリ辛ごま醤油の作り方
- 大根は薄いいちょう切りにし、軽く塩を振ってしばらく置き、水気を絞る。
- 小ネギは3cm程度の長さに、しょうがは千切りにする。
- ボールに、しょう油、みりん、豆板醤、ごま油、すり胡麻、炒りごま、しょうがを入れてよく混ぜる。
- 食べる5分ほど前に、秋刀魚の刺身と3のタレをよく混ぜる。
- 皿に大根、ネギ、秋刀魚を盛り付ける。
- 秋刀魚の刺身を普通にしょうが醤油で頂くのもいいですが、今回は少しアレンジし、ごまたっぷりの漬けにしました。
- 秋刀魚は食べる少し前にタレと合わせるのがポイント。漬けすぎると秋刀魚の風味が殺されてしまうし、逆に短いと、脂が多いためタレとの馴染みが悪くなってしまいます。
- 今回はおつまみとして食べましたが、ご飯に海苔やしそを散らした上に載せて丼にしてもおいしそう。
★花椒香る叩ききゅうりの浅漬けの作り方
- みょうがは縦に千切りにする。
- ジップロックにきゅうりを入れ、手のひらで叩いて好みの具合に砕く。
- 2にみょうが、塩昆布、しょう油少々、ごま油、花椒を加えて混ぜ、しばらく冷蔵庫で寝かせる。
- きゅうりは手で叩いて砕くことで、味の馴染みが良くなり、食感も色々楽しめます。
- 塩昆布の旨味を活かすため、しょう油、ごま油は香り付け程度に。
- きゅうり、みょうがの爽やかな香りに、花椒のピリッとした刺激がたまらなく美味しい一品。浅漬けでありながら立派に満足感を得られます。
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