今回は、肉じゃがのご紹介。肉じゃが?普通じゃない。いいえ、普通じゃぁないんです。この肉じゃがは、生姜焼きでもあるんです。
今回は恥を捨てて思い切り自画自賛することにします。だって、思い付きでおかずの二大巨頭を適当に合わせてみたら、相乗効果で抜群に美味しくなっちゃたんですもん。
この日は、何故か無性に肉じゃがも生姜焼きも食べたくなってしまい、それならばと、生姜焼き味の肉じゃがを作ることに。でも普通ににんにくしょうがを肉じゃがに加えたのでは、きっと食べたい味には仕上がらない。そこで、一旦生姜焼きを作り、その味で野菜類を煮てみました。
するとお肉はお肉でしっかりと生姜焼きのまま食べられ、それでいて肉じゃがの一体感もある。あの香ばしいしょう油味が浸みたじゃがいもは、普通の肉じゃがとはまた違った美味しさで、次から次へと食べ続けてしまいました。
2つの料理を味付けと調理法でドッキング。思い付きそうでやらなかった、ありそうで無かった絶品が偶然生まれ、珍しく我ながら自分を褒めてやりたい気分に浸るのでした。
今回は、合体!生姜焼き味肉じゃがをご紹介。
★合体!生姜焼き味肉じゃがの作り方
- じゃがいもは好みの大きさに切る。にんじんは乱切りに、玉ねぎはくし形切りにする。
- 糸こんにゃく(または白滝)はざるにあけて塩揉みし、水で洗い流してざっくりと切る。
- にんにく、しょうがはすりおろす。
- フライパンに米油(またはサラダ油)をひき、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、糸こんにゃくを炒め、煮込み用鍋に移す。
- 油が足りなければ足し、強めの中火で豚スライス肉(お好みの部位で)を炒める。
- 色が変わったら強火にし、しょう油、みりんを加えて煮詰め、にんにく、しょうがを加える。(いつもより濃い味のしょうが焼きを作る要領。)
- 煮込み用鍋の野菜の上に6を載せ、フライパンに煮込み用の水を加えてへらで旨味をこそげ落とし、煮込み用鍋に加える。
- 後はいつもの肉じゃがを煮る要領で具材に火が通り味が浸みるまで煮る。
- 今回のポイントは、豚の生姜焼きを作ってから具材に載せて煮ること。調味料が煮詰まった香ばしさが煮物を一層美味しくしてくれます。また、焼いた豚を他の具材の上に載せて煮ることで、生姜焼きの焼けた感じを保ったまま肉じゃがになってくれます。
- 生姜焼きの味付けが肉じゃがの味付けを兼ねるので、いつもの生姜焼きより味を濃く作ります。うちでは生姜焼きににんにくを入れますが、使う調味料等はお好みで。
- 炒めに使ったフライパンの旨味を溶かした水で煮ることで、だしを使わなくてもしっかり旨味の詰まった肉じゃがになります。
- 豚の部位はお好みですが、一旦炒めてから煮るので、油が苦手な場合はバラ肉ではなく肩等がいいかもしれません。今回は肩ロースを使いました。
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