ゆるり、ひとり熱海。~やったぞ初のグランピング2日目~ | 旅は未知連れ酔わな酒

ゆるり、ひとり熱海。~やったぞ初のグランピング2日目~

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピングスノーピーク住箱で迎える静かな朝 旅の宿

初めてのグランピングで迎える穏やかな朝。明るくなりゆく空、それとともに増してゆく鳥のさえずり。そんな自然な目覚めを心地よく受け入れ、朝風呂へと向かいます。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング朝風呂後にハンモックに揺られるという贅沢
そしてやっぱり、湯上り後にはハンモック。すっぽり包み込まれ、ゆらゆら揺られ朝の風を頬に浴びる。こんな贅沢を知ってしまうと、家にもハンモックが欲しくなってしまう。

すみません。いま嘘をつきました。これを置ける場所があって、それが似合う雰囲気で、そして何より揺られて気持ちのいい環境の家に住みたいです、本当に。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング1泊目朝食
朝からゆるりとした甘美に蕩けていると、予約していた朝食の時間に。グランピング宿泊者も、朝食は本館のレストランで頂きます。いろいろ選べる飲み物からコーヒーを選び、まずはサラダから。アボカドやツナのコクをまとった野菜の、瑞々しいしゃきしゃきとしたおいしさを味わいます。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング1泊目朝食自家製ホイップバターを添えたフレンチトーストと焼き立ての御殿場ソーセージ、ベーコン
こちらのレストランには大きな鉄板があり、朝食もそこで調理された焼きたて熱々を楽しめます。

今日のメインはフレンチトースト。しっかりと卵液を吸ったパンはもっちりふかふかで、卵の優しさとふんわり香るミルク感が堪らない。甘さ控えめなのでメープルシロップを掛けてもしつこくなく、口どけのよいホイップバターがまたいいアクセントに。

そしてこちらも焼きたての、御殿場ソーセージとベーコン。どちらもしっかりと肉感があり、ほどよい塩気がフレンチトーストと好相性。旅先では和朝食を選びがちなため、この体験もまた僕的には新鮮。そして食後には、ヨーグルトとマチェドニア。ハーブの薫る果物で口をさっぱりとさせ、大満足で朝食を終えます。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング連泊の昼食は成城石井で買ったスコーンとミニクロワッサンのスイートパンアソートと部屋に備え付けの豆から挽くドリップコーヒーで贅沢に
おいしい朝食に満たされ、すぐさまハンモックへすっぽり収納。気づけば午前中、ずっとぼーっと揺らついてた。そして迎えたお昼どき。ゆとりろ熱海周辺ではランチは食べられなさそうなので、あらかじめ駅の成城石井でパンの詰め合わせを買っておきました。

それに合わせるのは、部屋に備え付けてあったドリップコーヒー。自分でコーヒー豆を挽き、その香りに目を細めつつゆっくりドリップ。それをウッドデッキでやるのだから、これはもう堪らない。

スコーンやミニクロワッサンを齧りつつ、おいしいコーヒーをひと口。そんな贅沢な昼食を彩るのは、遠くで近くで聞こえるうぐいすの声。

伊豆山のうぐいすは、本当によく鳴くな。ものすごく通る澄んだ声で、あちらこちらでさえずっている。そんな中、半オクターブほど低い声で自信なさげに鳴いてみるも、どうしてもホがひとつ多くなってしまうのが一羽いる。この子はきっと、まだ練習中なんだな。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング今夜は雨の予報のため早めに一献傾けることに
そして午後も、僕の居場所はやっぱりハンモック。どうしよう、もう抜け出せない。すっかり外寝の沼にハマっていると、あっという間にもう16時過ぎ。

はぁ、愉しい時間って本当に蒸発してゆくよな。今夜は雨予報のため、少々早めと思いながら一献傾けることに。今夜のお供は、昨日の梅酒と同じく大井町は石井醸造の曽我の譽純米酒。すっきり辛口で飲みやすくも、しっかりとした日本酒感のある旨い酒。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング2泊目の夜を明るい内から始める
あまり有名ではないかもしれないが、神奈川ってきちんと酒処なんだよな。以前会社の先輩と小田原の日本酒イベントに行ったときも、その多種多様なおいしさに感嘆したんだった。

そんな旨い地酒とともに、今夜もそろそろ焼きはじめようか。アルミマグ片手に、ちびちびやりながらじゅうじゅう。焼きたてを頬張り日本酒と合わせれば、昨日の白ワインとの組み合わせとはまた違ったおいしさに。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング夜のお供に御殿場高原ワイナリー東伊豆醸造所の伊豆みかんワイン辛口
バーベキューって、ひとりでも愉しいんだな。本当に、グランピングに来てよかった。そんな静かな悦びを噛みしめつつ、食後の片づけをして宴の続きを。

続いて開けたのは、御殿場高原ワイン東伊豆醸造所の伊豆みかんワイン辛口。きっちり残されたみかんの瑞々しい爽やかさ、それでいて甘さ控えめ。これも立派な食中酒になりそうだ。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング2泊目の夜も焚き火でマシュマロを焼く
そして今夜も、焚き火でマシュマロを焼く。炎の揺らぎに目を細め、肌に熱を感じ。きつね色にこんがり焼けたところを、パリッととろっと至福の甘さ。マシュマロって、焼いて食べるのが大正解なんだな。

5月末熱海ひとり旅ゆとりろ熱海で憧れの初グランピング揺れる焚き火を眺めながら味わう伊豆みかんワイン
焼き芋もできあがったところで、続いて同じくみかんワインの甘口を。こちらはほどよい甘さがあり、アルコール度数控えめ。食後のデザートとしてゆっくり飲むのに向いていそう。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング2泊目の夜もうすぐ雨が降りだしそうなのでそろそろ焚き火も終わりにする
予報通り、空からはぽつりぽつりと落ちはじめる雨粒が。まだ全然外で過ごせるほどの小雨ではあるが、もう薪をくべるのは終わりにし火が消えたら室内に入ろうか。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング雨の降りだした2泊目の夜は住箱のなかで宴の続きを
半分ほど残ったみかんワインを部屋に持ち帰り、宴の続きを。明るすぎず、暗すぎず。灯りの点る住箱は、こころを温めるようななんとも心地よい空間に。

5月末初夏の熱海伊豆山ゆとりろ熱海グランピング雨の降りだした2泊目の夜雨が溜まりたわむタープ
屋根を叩く雨音は次第に大きくなり、いよいよ本降りに。雨水でたわむタープをぼんやり眺めつつ、ついに飲み干すみかんワイン。

今日も早めの時間だけれど、もうそろそろ寝てしまおうか。丸一日、食べるか呑むか揺られるか。そんな文字通りの何もしないを、させてくれる。グランピングのもたらす静かなる充足を確かに受け取り、満たされた気持ちで眠りへと落ちてゆくのでした。

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